「ぐああああああーっ!!!」
四肢を押さえられたアリサに、亀のカノントータスがのこのこと乗っかってくる。
重装甲に大口径の突撃砲、さらにその上に大口径ビームキャノンを追加したカノントータスBC。とても重い。
上に乗られたアリサの平坦なお腹がぼこっとへっこみ、背骨がぎしぎしと鳴る。
「あ、あああがーっ。はなして、死んじゃう、お願い離してー」
泣き喚き、哀願する。だがアリサを押さえつける四人の正義の魔法少女、アオイ、ホナミ、チヒロ、ユイは無表情のまま、応えなかった。
「ぎゃあああーっ!」
亀の重い足が一歩お腹を踏む度に、めきめきと背骨が鳴る。のこのこと歩き、カノントータスはアリサから降りた。
「う、ううっ……」
石の床にうつ伏せで押さえつけられるアリサはすでにボロボロだった。
ダミアンに犯され、股間からは精液を垂れ流し、魔法少女のコスチュームは引き裂かれ、白い肌は血が滲んでいる。
亀の次に狼男のケーニッヒが歩み寄る。
「離せ」
押さえつける手を離す魔法少女たち。だがもうアリサには立ち上がる余力もない。
その長い栗色のツインテールを掴み上げると、涙顔のアリサも持ち上がる。
「い、痛い……」
髪の毛を引っ張られ、顔をしかめるアリサ。と、その可愛い顔に、膝が叩き込まれた。
「ぎゃあーっ!」
吹っ飛ぶが、ツインテールを掴まれていて、また戻される。鼻血が噴き出し、一撃で顔は真っ赤な血に染まった。
さらにツインテールを大きく振り回し、ぶんと投げるケーニッヒ。朦朧としたアリサが宙を飛び、その先に牛男のディバイソンがいた。
「ふん」
飛んできたアリサを二本の角で叩き落とすディバイソン。
「あがーっ!」
石の床に思い切り叩きつけられ、アリサの小柄な体がびくっと痙攣する。それきり動かなくなった。
そのアリサの顔を、さらにディバイソンがぐりぐりと踏みつけた。
「あ、ああぁ……」
でっかい牛の足に踏み踏みされ、アリサはただ滂沱し、動けずにいた。
悪を倒す正義の魔法少女が、成すすべもなく魔物の群れに嬲られ、痛めつけられる。
味方のはずの正義の魔法少女も、ダミアンに服従し、助けてはくれない。
「お兄ちゃん……」
無意識のうちの呆然と呟き、ツインテールをまた持ち上げられる。
「へへっ。いただくぜ」
アリサを持ち上げたディバイソンは、細い太ももに手を回して後ろを向かせた。
すでにスカートは破かれ、アリサの割れ目は剥き出し。ディバイソンも肉棒を晒し、すでに上を向いて勃起していた。
その勃起の上に、アリサの幼い割れ目をすとんと落とす。
「ひぐっ……ぎゃあああーっ!!!」
幼いアリサにあまりに大きい牛のペニス。狭い膣の入り口がぶちっと裂け、野太い棒が突き刺さり、血が溢れた。
小さなお腹がぼこっと膨らみ、それでも牛のペニスは半分も埋まっていない。
「あが……死ぬ! 死んじゃうーっ」
白目を剥き、微かにアリサがばたつく。それが精一杯の反抗。
アリサのばたつく動きも刺激に変わり、ディバイソンは引き裂いた幼い女性器を愉しんでいく。
「ああっ。あがあああーっ!」
股間からどろっと血が溢れ、たちまちアリサの下半身を赤く染めた。細い脚ががくっと脱力し、ぶらぶらとぶら下がる。
あまりに大きいモノを挿入され、膣口が裂け、股間接が脱臼したらしい。
もはや性交ではなくただの暴力。アリサの幼い体が、肉の凶器に引き裂かれていた。
「あ、ああぁ……。お兄、ちゃん……。ぐふっ」
口からも血の塊りが吐き出された。ぼこっと内側から膨らんだお腹がさらに大きくなる。内臓まで傷付いているようだ。
「がはっ。ぐはっ……アーッ……」
股間から、口から、血を流し、アリサの全身がびくびくと痙攣する。
「どうした。もう終わりか」
血の匂いに獣欲を満たし、ディバイソンがぐんと下半身に力を込めた。
どばっと滝が逆流するような強い勢いの射精がアリサの子宮に注がれ、さらにガタガタと全身を震わせた。
「あ、ああぁ……ああぁ。あぁ」
ディバイソンに抱えられながら、強い射精を受け、ただガクガクと震え、股間から血と精液を流すアリサ。
「お兄ちゃん……たすけて……」
がくっと首がうなだれ、変身が解ける。ディバイソンに魔力を奪われたのだ。
「ふん」
反応のなくなったありさを床に投げ捨て、さらに射精を浴びせるディバイソン。
だらんと大きく開いた脚に力はなく、ぽっかりと穴が開いた膣は血と精液を流し続け、その瞳に光はない。
虚ろなその顔に、牛男の熱い精液がミルクのようにかけられる。
それでも、ありさは絶望していなかった。お兄ちゃんが助けてくれると信じているから。だからありさはまだ魔法少女。
だが。
「余の命令を聞くのじゃー」
ダミアンの服従の呪いを跳ね返すことはもう出来なかった。
呪いがすんなりとありさの中に入り、新たな下僕を生み出す。
傷付いた体も、引き裂かれた膣も魔法で治療し、血と精液も魔法で綺麗に洗い落とす。膣内射精された精液も浄化しておいた。
「マジカル☆アリサ、ちゃきちゃき行くよー」
そして黒い魔力球に触れさせて魔力を回復し、また変身させる。
「皆の衆。新しく仲間になったアリサじゃ」
「マジカル☆アリサです。戦いや残酷な事は好きじゃないけど、よろしく」
『よろしくー』
「みんなー。正義の魔法少女のマジカル☆アリサを応援してねー」
『はーい』
元気よく挨拶するアリサに、元気よく返事する魔物たち。
「おい。さっきアリサを踏んづけた亀。前に出ろ」
「亀ー」
のこのこと前に出るカノント−タス。
「そりゃー!」
「か、亀ー!」
いきなりひっくり返され、亀さんは短い脚でじたばたもがく。
「ほれほれ。亀さんをイジメたらいけないのじゃ」
とダミアンが言うので、仕方なく亀を元に戻してやる。
「ほら。竜宮城に連れてけー」
「亀ー」
そんなこんなで、アリサもめでたくダミアン軍団の一員になりました。
よかったよかった。
「オーロラさん」
隠し部屋に戻ってきたアリサを見て、その無事な姿にホッとする。だがすぐにオーロラは険しい表情になった。
アリサがダミアンと連れ立って歩いているから。
「ア、アリサちゃん……。まさか、あなたまで……」
「うん。アリサはダミアン様の下僕になったんだよ」
「そんな……」
哀しい顔をするオーロラとは対照的に、アリサはぴょんと跳び上がり、ダミアンに笑顔を向ける。
「ではダミアン様。アリサはこれから撫子お姉ちゃんを抹殺してきます!」
「そんな命令は出しておらんのじゃー」
「じゃあ命令しろ」
「しないのじゃー」
「ちっ、この根性なし。そんなんじゃ、魔王になれないよ!」
「余は優しい魔王になるのじゃ。無益な人殺しはせん」
今までも周囲に被害が出ないように気を使っていたのである。全裸なのはやめないが。
「もう。お兄ちゃんを取ろうとする泥棒猫は、みんなみんなみーんな殺しちゃえばいいんだよ」
ぷーとほっぺたを膨らませるアリサ。
「ダ、ダミアン! あなた、なんてことを!」
アリサの言葉に、オーロラが泣きながら訴える。
「あんな優しいアリサちゃんに、そんなことを言わせるなんて!」
「余が言わせてるわけではないのじゃー」
服従の呪いでも性格まで変えるわけではない。
「嘘おっしゃい! あんなに心優しかったアリサちゃんが、あんな事を言うわけありません」
「うん。アリサはとっても優しいんだよ」
無邪気な笑顔でくるくる回るアリサ。
「そうかのう」
じっとアリサを見つめ、ちんこをぷらぷらさせながら、ダミアンはその心中を読む。
確かに普段のアリサは優しい。だがお兄ちゃんの事になると、途端に魔物を怯む程の凶暴性を発揮する。狂気と呼んでよい。
「まあ、今は良い」
アリサの兄は必ずこの黒の神殿に攻めてくるだろう。そのときにアリサには役立ってもらう。
「今は、そなたじゃ」
ベッドの上の身動きできないオーロラは見下ろし、ダミアンが命じる。
「アリサよ。服を脱げ」
「はーい」
するすると魔法少女のコスチュームを脱ぎだすアリサ。元軽装でパンツも取られているので、あっという間にぱっと全裸になる。
「ア、アリサちゃん!?」
アリサの青い肢体を目に、オーロラの涙顔が赤くなった。
「そのまま、オーロラと抱き合うがよい」
「うん。オーロラさんキレー」
同じく全裸に剥かれ、華奢な体を晒すオーロラ。その上にアリサが覆い被さり、白い肌が重なっていく。
「や、やめ……。やめなさい」
「キスせよ」
戸惑うオーロラの声が塞がれる。アリサの唇に。
「んちゅー」
強く、熱く、柔らかい唇が押し付けられ、オーロラの全身がカッと熱くなり、心臓が早鐘を打つ。
ダミアンにキスされたときとは全く違うドキドキに戸惑い、途端にきゅっと胸が高鳴った。
「うふふ。オーロラさんの唇、すっごい」
口を離したアリサが、とろんとした目つきで言う。オーロラもぼんやりと目を潤ませていた。
「ねっ。もう一回しよ」
どの道オーロラに拒否することなで出来ない。小さく甘く幼い唇がまた重ねられる。
「んっ」
きゅんっと胸が高鳴り、切なく甘酸っぱい衝動が胸の奥から突き上げてくる。
「はぁ……」
アリサが口を離すと、自然に熱い吐息が漏れた。
「オーロラさんも気持ちいい?」
「そんな……」
「アリサはね。すっごく気持ちいいよ」
無邪気な笑顔でアリサは嬉しそうに語る。こっちまで嬉しくなる笑み。
「一番はお兄ちゃんだけど。女の子同士でもすっごいんだね」
兄に抱かれて開発された青い性。性の悦びを知った青い体で、アリサはすりすりと抱きついてくる。
「ほら。おっぱいもこんなに」
「きゃっ」
今度は淡い膨らみを重ねてくる。オーロラの胸はアリサよりわずかに大きい程度。
その二つの可憐な膨らみが合わさり、乳首が擦れ合った。
「あっ」
もうカチカチに尖ったピンクの乳首。触れ合うと、きゅっと甘い衝撃が駆け抜ける。
「はぁ……。だめ。駄目よ、アリサちゃん。こんな……」
「どうして? アリサはオーロラさんが好きだよ」
「それは……私も、アリサちゃんは好きです」
アリサの優しい心が。慈悲と慈愛に満ちた心が何より好き。
「だったら、いいじゃない」
再びツンと尖った乳首を重ね、クリクリとくっつける。
「あんっ」
ピク、ピクッと蠢いてしまうオーロラ。どうしても甘い衝動を止められなかった。
「あぁ、アリサちゃん……」
「うん。オーロラさん好き」
胸を合わせながら、ちゅっとキスしてくる。
「オーロラさん。大好き」
ちゅっ、ちゅっ。甘く切ないキス。幼い唇に、囁かれる甘い言葉に、オーロラはどんどん火照っていた。
「だめっ……こんな、こんなの、いけない……」
「だめじゃないよ」
アリサの手がしゅっと股間をなぞる。
「あっ!」
ついビクゥと股間が震えてしまった。
「ほら。ここも、もう濡れてる」
まだ処女のオーロラの秘所。アリサの指摘通りにしっとりと濡れている。それはアリサも同じだった。
「アリサよ。そのまま尻を上げよ」
「はーい」
オーロラと抱き合ったまま、ダミアンの命令でアリサは小さなお尻を高く上げた。
丸い幼い青い尻。そのお尻をしっかりとつかみ、ダミアンは背後から股間を寄せた。
当然、勃起したちんこがアリサの秘所に触れる。濡れている幼い花弁に。
「うんっ」
入り口に熱い肉の先端が触れ、アリサの幼い尻がぷるっと震えた。その震えがオーロラにまで伝わる。
「だ、だめ……。やめて、やめてください……」
自分の目の前で、体の上で、アリサが貫かれる。それは恐怖となって火照ったオーロラを青ざめさせた。
アリサの幼い花弁を限界まで拡げ、野太いちんこがめきめきとめり込んでいく。
「んっ。んん。すごい、すっごい、いっぱいだよぉ」
オーロラにぎゅっと抱きつき、眉を寄せるアリサ。体全部を埋めるような圧迫感に小さい体で必死に耐える。
「すごいよぉ。はんぅ、すごい、すごいのぉ!」
幼い体で大きなちんこの挿入に耐え、アリサはぷるぷると身を振るわせる。
抱きつくオーロラにも、振動とアリサの感じている圧迫感とその奥に潜む快感が伝わってきた。
「はぁ……。んんっ。分かるオーロラさん? ほら、すごいでしょう」
「ア、アリサちゃん……」
涙の伝うオーロラの頬にアリサの熱い息がかかる。
ダミアンのちんこはアリサの狭い膣をいっぱいに満たし、肉汁が限界まで拡げられた股間からこぼれていた。
「あんっ、あはっ。ほら、アリサのナカ、ちんこでいっぱいだよ。いっぱいなの。ねえ、すごいでしょ。いっぱいなんだよ」
微かに股間を悶えさせながら、アリサがすりすりと身を寄せ、高まる体温と快感をオーロラにも伝えてきた。
「だ、だめぇ。アリサちゃん、こんな、こんなこと、いけません……」
拒絶するオーロラの声は弱々しい。彼女の頬も赤く染まり、息が上がっていた。
「んぅ」
なめらかな白い肌を汗が伝い、アリサの肌が重ねられる。
「ね、オーロラさん。いっしょに気持ちよくなろ。ほら」
バックから貫かれたアリサがきゅっと抱きしめると、オーロラの心臓もトクンと跳ね上がる。伝わる熱い衝動に。
「はぁ……。ア、アリサちゃん……」
ぼんやりした頭、濡れた瞳でアリサを見上げる。その顔がゆっくりと近付いてきた。
「オーロラさん大好き。ちゅっ」
何度目かのキス。
「んーっ!」
オーロラの股間がビクッと跳ね上がり、アリサの股間にぶつかり、その中のちんこにも刺激となって伝わった。
「はうんっ!」
どぴゅっと熱い射精が幼い膣に注がれ、口を離したアリサが背筋を仰け反らせる。
「あ、あつい! あついよぉ!」
熱い精液が股間から溢れ、オーロラの股間にもこぼれていった。まだ処女の天使の割れ目へと。
「あ、ああっ……」
縦筋に精液がこぼれただけで、オーロラの股間がピクピクと痙攣する。
すぐにずぶっとちんこを抜いたダミアンが、抱き合うアリサとオーロラの眼前にそれを差し出した。
青筋を立て、固さを保ったままのちんこ。先端からは白汁がこぼれている。
オーロラにはとても醜悪な化け物に見えた。
「あーん」
醜悪な肉の化け物を、アリサはおいしそうにしゃぶり、ぺろぺろと舐める。
青筋に沿って舌を這わせ、軽く甘噛みし、先端の白い汁をずずーと音を立ててすする。
「あぁ……」
眼前でアリサが貫かれ、膣内射精され、さらにちんこをしゃぶる。その全てを見せ付けられ、オーロラはただむせび泣くしか出来なかった。
「そなたもしゃぶってみよ」
「だれが……」
「そうすれば、アリサが楽になるぞ」
「んー?」
どでかいちんこをしゃぶりながら、アリサが目でオーロラに訴える。ちんこをしゃぶるのは楽しいよと。
「うぅ……」
オーロラに拒絶は出来なかった。アリサのために。
「はうっ」
覚悟を決めて、ちろちろと舌を伸ばす。分厚い男肉に触れただけで、舌が溶けるようなおぞましさを感じた。
「あはっ。オーロラさんもいっしょ」
先端にちゅっちゅっとキスしながら、アリサが笑顔を向けてくる。
「いっしょ。オーロラさんもいっしょ。わーい」
「うむうむ」
笑顔でちんこにキスするアリサの、ツインテールを撫でるダミアン。もう片手で、不器用にちんこを舐めるオーロラの金髪も撫でる。
「早く堕天せよ。そうすれば、抱いてやるぞよ」
オーロラの翼は純白のまま。彼女の心が折れていない証。
「まあよい」
ダミアンの母親も、容易に堕天したわけではない。
ナイトメア☆ダミアン。魔王と堕天使の子供。
その出会いは前回の次期魔王選抜戦、即ち今の魔王が決まった戦いでの事。
遠い遠い昔。その時も、この地上を舞台に魔王選抜戦は行われ、そして魔王候補者と同数の魔法天使が天界より遣わされた。
激闘の果てに全ての天使は処女を奪われ、次の魔王が決まるのも時間の問題かと思われたとき。
天界より破壊神が降臨した。ジャッジメントと呼ばれる全ての魔を滅ぼす裁きの女神。それを制御するのがダミアンの母親となる天使。
その破壊がどのように行われ、どのように止められたか、記録には残されていない。
ただ、ジャッジメントは全ての<聖>を封じる黒の神殿に封じられ、その動力源たる
二つの魔力球は抜き取られ、ピンクの髪の悪の魔法少女の手により、黒く染め上げられた。
そしてジャッジメントを制御していた天使は、後に魔王となる魔王候補者により魔界へと連れ去られ、徹底的に辱められ、やがて堕天した。
堕天使となった女は魔王となった男の妻の一人となり、やがて子を設ける。
黒い翼の魔王の子、ダミアンである。
ダミアンは幼い頃よりジャッジメントと黒の神殿の事を聞かされていた。
そして今回の次期魔王選抜戦がはじまると、真っ先に目指したのがこの黒の神殿であった。
母親の話のとおりにジャッジメントが封印されている。神殿の<聖>を封じる結界も掌握した。
だが動力源たる魔力球を黒から白に戻す事は出来なかった。それには、力を変化させた悪の魔法少女と同種の魔力が必要だったから。
幸いなことに、かつてのピンクの髪の悪の魔法少女と同種の魔力を有する者が、
魔王候補者の中にもいた。リリムとリリスである。
同志を増やすとともに、ダミアンはリリムとリリス捜索にも着手。
そして現在に至る。
「ほれ」
長い回想を終え、ダミアンは溜めていた精液を飛ばす。
ぴゅーとシャワーのように白汁が飛び、アリサとオーロラを染め上げた。
「あはっ。あはは」
「うぅ」
けらけらと笑うアリサに、すすり泣くオーロラ。
ジャッジメントを起動させ、次期魔王選抜戦を勝ち抜く。そして優しい魔王となり、
魔界だけでなく、この地上にも平和をもたらす。それがダミアンの理想。
「むっ」
そのとき、ちんこレーダーに反応があった。黒の神殿の警戒用レーダーとリンクさせてある。
それが今、接近する者の存在を教えていた。悪魔に魔法少女に天使。ごちゃまぜパーティの気配。
「来たか。待っていたぞよ」
余も、そしてジャッジメントもな。
「アリサよ。そなたの兄上が来たようだぞ」
「わーい」
ぺろっと顔に付いた精液を舐め、苦さに顔をしかめていたアリサが、一転笑顔になる。
「これで、お兄ちゃんもずっといっしょだよ」
「そうじゃな。だがリリムとリリスも一緒じゃぞ」
意地悪く言うダミアンに、アリサは自信満々に告げる。
「大丈夫。アリサにお任せだよ」
(つづく)