じゃー。  熱いシャワーが横たえたありさにかかり、その体をそっと大和は抱きしめてやった。  二人一緒にシャワーを浴びながら、腕の中の妹をしっかりと抱きしめる。両手で。  レイズに千切られた左腕は完全に再生していた。内臓も。ありさの体の汚れも消えている。 膣内射精された精液も。  あの後。  ザーと降り注ぐ雨の中、ヤマトは千切られた腕から血を流し、腹から内臓をこぼしながら、動けないでいた。  悪魔の身だからこそ、まだ意識があるのだ。人間だったらとっくに死んでいてもおかしくない。 「ありさ……」  片手で抱きしめた腕の中の妹を、霞んだ視界で呆然と見つめる。  ワイツに陵辱され、魔力を奪われて元の姿に戻ったありさ。ほとんど裸のままで、 虚ろな瞳で放心している。幼い膣はぱっくりと割れ、射精された精液がまだこぼれていた。  その腕に抱くありさの感触もだんだん遠くなっていく。 「ちくしょう……」  意識が霞み、ヤマトは無念の呻きを漏らし、ゆっくりと前に倒れ−  その身が白い光に包まれた。ありさごと。 「エンジェル☆オーロラ、清らかに光臨」  光が消えると、目の前に金色の髪の天使が立っていた。  ほっそりと細い体を白いドレスに包み、輝く金色の髪が腰まで伸びている。 背中には小さな白い翼。年齢はありさよりやや上、中学2年生くらいに見えた。 「……なぜ僕を助けた」  悪魔の姿でヤマトは言う。千切れた左腕が元に戻っていた。お腹の傷も癒え、 意識もはっきりとしている。  腕の中のありさもしっかりとパジャマを着ていて、体の汚れも消えていた。 膣内射精された精液も完全に消えているだろう。 「あなたを助けたわけではありません」  オーロラと名乗った魔法天使の少女は、涼やかに言うと、ありさに優しい眼差しを向け、 「私が助けたのはその少女です。ローラから、電話で頼まれましたので」 「なるほど」  エンジェル☆ローラ。ありさを魔法少女にした張本人の天使。大和に処女を奪われて天界に帰ったが、死んだわけではない。 天界から電話で知り合いの天使に頼んでいたのだろう。残してきたありさのことを。 「いや、でも、電話って? 天界から繋がるの?」 「来るのが遅くなってしまいました」  ヤマトの疑問をきっぱり無視し、オーロラは続ける。夜闇に在ってなお、彼女は光り輝くようであった。 「この場は見過ごしましょう。ありさのこと、頼みましたよ」  言うだけ言うと、オーロラは空へと飛んでいく。  気が付けば、いつの間にか雨はやんでいた。 「ありさ……」  ヤマトはまだ失神したままの妹を抱え、黒い翼を広げる。  家にかえるために。そして。  家に戻ったヤマトは人間の姿の大和に戻り、まずはお風呂に。  じゃーとシャワーを浴びながら、そっとありさの唇にキスする。何度も、何度も。  ちゅっちゅっとキスするうちにありさの眉が寄り、「うぅん」と声が漏れた。 「あっ……。お兄ちゃん」  そして裸で兄に抱かれているのに気付き、自分からもぎゅっと抱きついてくる。 「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」 「うん」  小さな妹の体を腕に抱き、大和はよしよしと短い栗色の髪を撫でてやる。 「ごめんなさい……ごめんなさい……」 「なに謝ってるんだよ」  いきなり涙をこぼしながら謝るありさの、髪から背中を撫で、 「謝るのはお兄ちゃんのほうだよ。ごめんな。守れなくて」 「ううん。いいの。いいの」  涙を流す瞳でありさが見上げる。その口にまたちゅっとキスし、抱きしめたまま動かなくなった。  シャワーを浴びながらお風呂場でキスする兄と妹。  どれだけそうしていただろうか。  大和のほうから口を離し、ありさは名残惜しそうに見上げる。潤んだ瞳で。 「あ、あの……。ありさね、ありさは……」  何か言おうとするありさの口を今度は指で止め、大和から言った。 「エンジェル☆オーロラって言う天使に助けてもらったんだ」 「オーロラ?」 「ああ。ローラに電話で頼まれたんだって。ありさを」 「ローラちゃんが……」  じっとありさの目に涙が溜まる。今度は感激で。 「あ、お兄ちゃん腕は?」  今更気付いたように、兄の左手にそっと手を重ねる。 「うん。そのオーロラに治してもらった」 「そう……。よかった」  重ねた手を握り、ありさは兄に胸に頬を寄せる。逞しいお兄ちゃんの胸に。 「あのね、ありさね」 「うん」 「嫌だったけど……大丈夫だったよ。お兄ちゃんのほうがよっぽど気持ちよかったから」 「……」 「だからね。ありさは絶望しないの」 「そっか……」  よしよしと胸に頬を寄せる妹の頭を撫でてやる。  正義の魔法少女は、絶望すると魔法も魔法に関する記憶を失い、普通の女の子に戻る。  だけどありさは絶望しなかった。お兄ちゃんの目の前で陵辱され、なお希望だけは残していた。  お兄ちゃんが助けてくれると信じて。  ありさを抱く大和の腕にぎゅっと力が籠もる。大和はそのありさの期待に応えられなかった。  守ると決めたのに。決して妹を傷つけさせないと決めていたのに。 「お兄ちゃん」  兄の目が険しくなり、気付いたのだろう。自分を助けられなかった事に苦悩するのが。  今度はありさからちゅっとキスし、微笑んで見せ、 「忘れさせてよ。お兄ちゃん」 「ああ」  じゃーとシャワーを浴びながら、大和はゆっくりとありさの身をマットの上に横たえる。  そして妹の上に覆い被さっていった。  忘れやせてやる。あんな狼に犯されたことなど。  めちゃくちゃにしてやる。狼以上に。 「あんっ」  兄の手がいきなり秘所を撫で、ありさの腰が浮き上がる。 「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」  シャワーを浴びながら、兄と妹は禁断の情事を重ね、青い性に溺れていく。  この二人の禁断の愛はどこに行き着くのだろうか。  ありさの小学6年生の幼い体を抱きながら、大和は頭の隅で考えていた。  連れ去られたリリムとリリスはどうなっているのだろうと。  今頃はこんな風に……。 「ああっ……アゥ! アッ! ア、アァ! アアアーッ!」  幼い嬌声を上げ、体の下で妹が悶える。リリムとリリスの事は頭の片隅に残しておき、 大和は幼い妹との情事に夢中になっていった。  山奥の今や誰も使っていない別荘。そこにレイズとワイツの隠れ家はあった。  もう何十年も使われていないだろう。ベッドや家具などなく、剥き出し木の床の上に、 リリムとリリスは転がされていた。 「へっへっ」  ピンクの髪の美少女姉妹を見下ろしながら、ワイツが狼の瞳を輝かせる。レイズの姿はない。 『お前の好きにしろ』  それだけ言ってレイズは外に出た。言われたように、あとはワイツの好きにするだけ。  床に転がるリリムとリリスは、じっと目を閉じ、後ろ手に銀色の縄で縛られていた。  ただの縄ではなく、魔法封じの縄。魔法少女を捕らえるのに必須の品である。 「ほら。そろそろ目を開けな」  べろっと大きな舌でリリスの頬を舐める。  姉のリリス。ピンクのセミロングに、ピンクのふりふりドレスを着たピンクづくしののんびりした少女。 「う〜ん」  べろべろ舐めているうちに、呻き声が漏れ、ゆっくりと目が開いてゆく。  その間に、ワイツは隣のリリムもべろべろ舐めていった。  妹のリリム。ピンクのツインテールの、タイトな黒いワンピース。姉妹とも共通するのはピンクの髪と、背中の小さな黒い羽。 この黒い羽は狼男のワイツの背中にも生えている。 「ふわ〜。もう朝ですか〜?」 「おはようございますー」  呑気な声とともに、姉妹は目覚め、それから後ろ手に縛られているのに気付き、 「あ〜れ〜。手が動きません〜」 「ご主人様ー。今日は緊縛プレイですかー?」  じたばたともがく姉妹にワイツは眉を寄せ、 「がおー!」  一声吠える。その声に、ビクッと姉妹は飛び上がった。後ろ手に縛られた身で。 「はわわ〜。ワイツちゃんだ〜」 「はわわ。ワイツお兄様ですよ、リリスお姉様」  ようやく自分に気付いた姉妹に、ワイツはよしよしと頷く。暗い部屋の中で、 ワイツの狼の瞳だけがギラギラと輝いていた。 「さーて。どっちからにするか」  くんくんと匂いを嗅ぎ、ワイツは姉妹を交互に見比べる。  ピンクの髪のどちらも可愛いリリスとリリムの姉妹。ワイツにとっても腹違いの妹である。  3人とも魔王の子供なのだ。リリスとリリムは母親同士が姉妹であり、さらに近い血縁関係にある。  ちなみにワイツの母親は獣人族で、レイズの母親と同じ一族である。 「あのー。ワイツお兄様」  ねめつけるような視線を向けるワイツに、リリムが、 「ご主人様が心配すると思うのです。お家に帰してください」 「あーん?」  ワイツの視線がリリムに固定した。ギラギラ輝く野獣の瞳が。 「あいつなら、レイズの兄貴にボロクソに負けたぜ」 「でもでも。帰らないと、心配するのです」 「全く。人間なんかに襲われて、親父の呪いにかかっちまって」  魔王が処女または童貞の子供にかけた呪い。  人間に無理矢理処女(童貞)を奪われる、その人間を悪魔にし、服従するという呪い。  リリムもリリスもこの呪いにより、大和に服従していた。そして大和は悪魔になる呪いを二つも重なっている。 「ちっ、やっぱ殺しときゃよかったな」  服従の呪いは対象者が死ねば自然に解除される。こうして服従の呪いがかかっているということは、大和はまだ生きている。 「ワイツちゃん〜。お願い〜」  リリスも一緒になって頼み込む。微かにワイツの頬が赤くなった。 「へっ。リリスはあとだ。俺は好物は残しとくほうでな」  ずっとワイツの狼男の巨体がリリムに覆い被さる。そして抱きついた。 「きゃっ!」  ワイツの狼の毛皮に包まれ、リリムはきゅっと身をよじった。そしてワイツの荒い息遣いと雄の匂いを感じる。  大和が自分を抱くときにいつも出していた、ケダモノの匂い。 「だ、だめですよぉ!」  処女だったリリムも、大和に何度も抱かれているうちに、すっかりと開発されていた。 雌を狙う雄の欲情にも、敏感になっている。だから分かった。ワイツが自分を求めていると。 「やー。柔らけえ」  だが構わずにワイツはリリムの華奢な体を抱きしめ、その柔らかさを存分に味わっていた。 「だめですったら、ワイツお兄様……! リリムとお兄様は、兄妹なんですよぉ!」 「それがどうした」  大きな狼の口がべろっとリリムの頬を舐める。そして唇を塞いだ。 「んー!」  カッとリリムの目が見開き、ワイツの体の下でガタガタと震えだした。  ぺろぺろと狼の舌がリリムの唇を舐め、しゃぶっていく。 「どうした? あの人間に、抱かれてるんだろう?」 「いや……イヤですぅ! やめてください!」  抱かれているからこそリリムはワイツを拒絶する。 「ご主人様……。リリムを抱いていいのは、ご主人様だけですぅ!」 「そうかい」  狼の爪がリリムの胸元に伸び、ビリッと一気に引き裂いた。 「きゃああっ!」  リリムの、華奢な割に豊かな乳房がぽろんとこぼれる。 「やめて〜。ワイツちゃん、やめてあげて〜」  横で転がるリリスも頼み込むが、発情したワイツの耳には聞こえない。 「いやっ!」  ワイツが狼の口で乳房にしゃぶりついてくる。 「きゃっ……。やぁ!」  腹違いの妹の乳房を大きな口いっぱいに含み、傷をつけないようにぱくっと甘噛み。 「ひっ……!」  鋭い牙で柔らかい乳房を挟まれ、サッとリリムの表情が青ざめる。このまま本気で噛まれたら、間違いなく痛い。いや切断される。 「や、いやですぅ……」  ガタガタ震えるリリムの心配をよそに、ワイツは口に含んだ豊かな脂肪をぺろぺろと舌で舐め、唾液でまぶしていく。 「んっ。くすぐったいですぅ」  くすぐったさに身をよじり、恐怖がすぐに吹っ飛んだ。 「やーん。だめですよワイツお兄様〜。兄妹でこんなことしたらー」  大和とありさは止めなかったくせに。というか、最初に「犯せばいい」とけしかけたのはリリムだった。 「だめー。ダメです〜」  くすぐったさに悶えながら、それでも嫌々と首を振り、リリムのピンクのツインテールが揺れる。  拒絶の声を愉快に聞きながらワイツは胸を味わい、股間の疼きを高めていく。  マジカル☆アリサを犯してなおたぎったままのワイツの獣欲。その毒牙は実の妹へと向けられる。 「ふー」  ようやく胸から口を離すと、もう唾液でべとべとで。ピンクの乳首も唾液で包まれ、 ツンと尖っていた。 「はぁ……あぁ……。も、もう終わりですよね」  最初は青かったリリムの顔もすっかり紅潮し、汗を浮かべていた。 「これからが本番だ」  リリムに答え、ワイツはさっとズボンを抜く。猛りきった狼のペニスがドンと天を向いていた。 「きゃ〜。ワイツお兄様、リリムはもう子供じゃないんですよ。一人でお風呂入れます」 「誰もお風呂入れるなんて言ってない」 「じゃあ、じゃあ、おトイレ一人で行けます」 「あーん。トイレも行かないな」 「で、でもでも、リリムおトイレ行きたいですぅ」  本気かどうか、もじもじと腰を揺らしてみせるリリム。 「ワイツちゃん〜。リリスが、代わりに〜、なります〜」  横ではリリスがまだ頼み込んでいる。姉としての義務感だろうか。 「リリスは後でな。たっぷり可愛がってやるからよ」  リリスにべろっと舌なめずりして見せ、ワイツはリリムのスカートに手をかけ、 一気にビリッと引き裂いた。 「きゃああっ!」  短い黒いスカートが簡単に裂け、ピンクの布が見えた。 「なんだー? 人間みたいにパンツ履きやがって」  魔界にパンツを履く習慣はない。にも関わらず、リリムはピンクのパンツを履いていた。  ちなみに履く習慣がないだけで、パンツそのものは魔界にも存在する。 「だ、ダメですぅ。これは、ご主人様にもらった大切なものですから」  それは大和にもらっら大事な下着。 「ふーん」  その大事なパンツを、ワイツはあっさりと引き裂く。鋭い爪で。 「あぁ……。嫌ああーっ!」  するっと股間からパンツが脱がされる恥ずかしさよりも、パンツを切られたショックで悲鳴が上がった。 「ひどい……ひどいですぅ! リリムの宝物だったのにぃ!」  目にじっと涙が溜まり、たちまち落ちていく。 「ワイツお兄様のバカぁ! 狼!」 「あー。悪かったな」  狼の手で肌を傷つけないように太ももをつかみ、さっと両脚を拡げさせる。 まだ毛も生えていないピンクの割れ目が、はっきりと眼下に晒された。 「お詫びに、いいものくれてやるぜ」  ワイツの腰が近付いていく。まだ濡れてもいない妹の秘裂に。先端は鋭い肉棒。 「い、イヤァ! だめです! それはだめですよぉ!」  むにっ、と先端が割れ目に触れ、簡単に肉ヒダがめくれ、内部に入ってきた。 「ご主人様ぁ! ご主人様がっ! ご主人様じゃないとおぉ!」  激しくリリムの首が振り回され、揺れるピンクのツインテールが顔に当たり、 撫でていく。 その感触にワイツは頬を緩ませ、肉棒を包む肉の柔らかい感触に目を細めた。 「やめてぇ〜。ワイツちゃん、やめてあげて〜」 「いやああぁ! いやっ! いやあああっ! ご主人様、ご主人様あああっ!!!」  懇願しながらしくしくと泣き出すリリス、もはや余裕もなく泣き叫ぶリリムの声に胸踊り、 一気にズンッと腰を突く。 「ひぎいいいいぃっ!」  ワイツの狼のペニスがお腹深くまで刺さり、リリムは絶叫して背筋を仰け反らせた。 「あー。いいぜぇ」  乾いた膣肉を狼の肉棒が乱暴に擦り上げ、たちまちじゅっと濡れていく。  男のものを受け入れるのに慣れたリリムの体は対応も早い。すぐに愛液で肉壷を濡らし、 ワイツの太いものを包んで潤滑油とし、膣肉が傷つくのを防いだ。 「ひぎゃああああーっ! やだっ! やだやだやだやだ、やめてよおーっ!」 「なに言ってやがる。もうこんなに濡らしやがって」  壊れないように体が勝手に濡れただけ。リリムが感じているわけではない。 どっちにしろワイツにしては同じ。腰を突き、濡れた肉壷をかき混ぜていく。 「ひぎいっ! だめ、動かないでぇ!」  ぱんぱんと肉と肉がぶつかる音がして、膣内にずんと衝撃が伝わり、そして膣肉が抉られる。  一突きごとに、ドクンドクンとリリムの胎内に熱い衝撃が走り、身体を火照らせていった。 「はああっ! だめ、やめて、いや、もういやーっ! とめて、ぬいて、とめて、 許して! 許してくださぁい!」  飛び散る涙が振り回されるツインテールと混ざり、ワイツの目を愉しませた。  体の下で泣き叫ぶリリムをじっくり視姦しながら、一突きごとに飛び散る涙に股間をさらに熱くする。 「いいぞぉ」  もっと泣け、叫べ、喚け。 「あああぁ! あがぁ! どうして、どうして、わあああーっ! リリムいやなのに、 いやって言ってるのに、だめなのに、どうして、やめてくれないんですかぁ! やめてよ、もうやだぁ! いやなんですったらぁ!」  ガクンッとリリムの腰が上がり、ワイツの動きに合わせて揺れていく。  心は嫌がりながらも、体はしっかりと反応していた。大和に開発された成果。 「くうぅ。なかなかいいぜぇ」  必死に嫌がりながらも、体は感じ、喘ぎ悶えていく。その理想的な反応に、 ワイツはさらに昂ぶり、腰を早めていった。  痛がるだけの処女もいいが、感じてくれるほうが交わってるという感じがする。 「おらぁっ!」  ガッと腰を突き上げると、リリムの体が若鮎のように飛び跳ね、背筋が仰け反ったまま、 ガクガクと振動していく。 「ひいいぃ! いやあああっ! いやあああああっ!」  いつしかリリムの脚は上を向き、腰に合わせてガクガクと揺れていた。 「ご主人様っ! ご主人様あああっ! リリムは、リリムはああーっ!」  涙で霞んだ目で必死に大和を求める。でも見えるのは、ギラギラした瞳の狼男だけ。 「助けて……助けてくださぃいっ!」  ぎゅっ、とリリムの膣がしまり、ピンと上を向いた脚が硬直する。 「おおうっ!」  リリムに誘われるまま、ワイツはお腹の中で果てた。 「だめえええええぇっ! だめですううぅ!」  リリムの悲痛な絶叫を聞きながら、ワイツはどくどくと膨大な量の精を出し続ける。 妹の膣内へと。 「いやあああっ! ご主人様ぁ! ごめんなさいいいぃーっ!」  熱いものを胎内に浴び、硬直したリリムの体がガクガクと震え、そして脱力し、 上を向いた脚もがくっと下に落ちた。その脚に、股間から流れた精液が伝う。 「ふー」  熱いものを放ったワイツにも、リリムから熱いものが流れてくる。リリムの魔力だ。 「よかったぜぇ」  リリムの魔力を吸収すると、ワイツは腰を抜いた。ごぼっと大量の白濁液がこぼれ、 木の床に流れていく。 「あ、あぁ……。いやぁ……」  放心状態で、瞳は光を失い虚ろになっていく、後ろ手に縛られたまま、股から精液を垂れ流すリリム。 「リリムちゃん〜。ごめんなさい〜」  同じく縛られたままのリリスがしくしくと泣きながら謝った。姉として妹を守れなかったことに謝っているらしい。 「へへっ。すぐに同じにしてやるぜ」  すっきりして垂れるペニスをそのままに、すぐさまリリスにワイツは覆い被さっていった。 「いや〜」  狼の毛皮に包まれ、きゅっと身を硬くするリリス。その姉を、リリムは虚ろな瞳で見ていた。 「リリス……お姉様……」  放心状態のリリムの声が微かに聞こえる。 「んー? まだ元気か」  リリスに抱きつきながら、ワイツは「わおーん」と吠えた。  床からむくむくと一匹の魔犬が召還されて来る。 「リリムを抱いてやりな」  命じられた魔犬はきゃんきゃんと嬉しそうに吠え、早速リリムへと覆い被さり、 ワイツの精液を垂れ流す股間に己の腰を突きつける。 「ひっ!」  そしてリリムは、上に覆い被さった魔犬の、硬いものを腰に感じていた。  虎や獅子ほどの大きさもある間犬。勃起したペニスはやはり大きい。 「だめ……だめぇ……」  虚ろな瞳にさらに涙が溢れる。そして正常位で、勃起した魔犬の獣のペニスが挿入されて来た。 「いやああああああっー! うがあああああーっ!!!」  放心していたリリムをさらなる衝撃が襲い、虚ろなだった瞳がさらなる絶望に染まる。  正義の魔法少女だったら絶望の闇に染まるところだろうが、魔界の悪の魔法少女にそういったものはない。 「リリスちゃん〜。ひどいです〜。やめてあげて〜」  魔犬に犯されるリリムに、リリスの涙もさらに激しくなる。 「心配すんな。お前は俺が相手してやるからな」  リリスのピンクのドレスを引き裂きながら、ワイツは愉悦を止められないでいた。 「リリス。俺はな、魔界に居たときから、お前を抱きたかったんだぜ」  そのリリスが今こうして腕の中にいる。 「うう〜」  魔犬に犯されているリリムを見せ付けられながら、ドレスを破かれ、泣いている。  リリムに射精してすっきりしたはずなのに、さらなる獣欲が昂ぶるのをワイツは股間の奥から感じていた。  ビリリッ、とひらひらフリルのドレスが裂け、乳房がぽろんとこぼれる。 リリムよりもやや大きい乳房。ワイツは豊かに実った胸を鑑賞しながら、長いスカートも切り裂く。 「なんでー。リリスもパンツかよ」  リリムと同じく、大和にもらった大事なピンクのパンツ。やはりそれもあっさりと引き裂かれる。 「ご主人様 〜。ごめんなさい〜」  まるで大和との絆まで引き裂かれたような気分に、リリスの涙が増していく。 それはありさとリリムも味わった悲哀。 「忘れさせてやるよ。あんな男のことはな」  ワイツの鋭い牙の並んだ口がリリスの股間に埋まっていく。うっすらとピンクの陰毛の生えた乙女の園に。 「いや〜」  股間に硬い牙がカチカチと当たる感触に、リリスはきゅっと緊張して股を締める。  そのきゅっと締まった股間にあーんと大きく口を開き、ぱくっと噛み付いた。 「だめ〜」  あそこを食べられる、という恐怖に、ますますリリスは硬くなっていく。  だがワイツは軽く甘噛みするだけで、股間に鋭い牙を触れさせ、べろっと舌を伸ばしてくる。 「きゃんっ」  生暖かく濡れた舌が敏感な部分を舐め、くすぐったさに腰が震える。その震えを口の中に感じ、ワイツは舌を早めていった。  じゅるっ、じゅっ。 「や〜」  大きな舌が包むように割れ目をなぞり、唾液をまぶし、股間の奥にまで刺激をもたらす。 「ん〜」  リリスの額にうっすらと汗が浮かび、頬が紅く染まる。いつしか恐怖による硬さは消え、 代わりに官能で体が硬くなっていく。 「いや〜。はぁん〜」  甘酸っぱい吐息が漏れ、潤んだ瞳から涙が流れ落ちた。 「はああぁ〜。ふああ〜」  胸に溜まった熱を吐き出すように大きな吐息が漏れる。だが胸の内から熱い疼きが生まれ続け、しゃぶられる腰が自然にガクガクと震えた。 「ご主人様〜。ご主人様がいいの〜」  大和以外に愛撫されているのに感じる体が恨めしくて。リリスは悶えながら、 しくしくと泣きすすっていた。 「え〜ん。えーん、えーん〜」  リリスの泣き声を聞きながら、ワイツはただ一心に秘所を貪っていた。じゅるじゅると 狼の唾液が股間をぐっちょりと濡らし、内側からもじっと熱い液が漏れ出す。  舐められるリリスの股間が浮き上がり、ガクガクと左右に揺れていき。その動きに合わせてワイツも顔を揺らした。 「いやああああっ! やあああああああっ!」  その横からは、リリムの絶叫が迸る。  ドクン、ドクンと、魔犬の射精を受けていた。膣内に。  そしてジャーと、魔犬と結ばれたリリムの股間から、黄色い液体が漏れる。 おしっこしたらしい。トイレに行きたいと言ったのは本当だったらしい。 「あああぁ! いや……いやああああっ! もういやですぅ! 許してぇ!」  魔犬のとまることない射精を受け続け、おしっこを漏らしながら、リリムは 光を無くした虚ろな瞳でただ泣き叫び、そして犯されていく。 「許して……。なんでも、なんでもするからぁ! ご主人様ぁ! どうして、 どうしてリリムを助けてくれないんですかぁ! ご主人様ー! リリム、リリムひどいことされてるんですよぉ!」  その声を聞くべき大和はここにはいない。今頃は家でありさと慰めあってるから。 「リリムちゃん〜」  妹の悲痛な泣き声に、リリスもしくしくと泣くしかできなかった。そして 股間をしゃぶるワイツは二人の母親の違う兄。 「へへっ、いい味だぜぇ」  リリスの愛液を堪能すると、ワイツはようやく口を上げる。唾液で濡れた大きな口。 その口で、リリスの唇を塞ぎ、キスしてきた。 「ん〜」  涙を流すリリスの華奢な体を抱きしめ、ワイツは口を押し付け、べろべろと唇を舐める。  柔らかくて甘いリリスの唇。その甘さはワイツは大いに満足させ、昂ぶらせ、 狼の尻尾がぶんぶんと揺れた。  その腰のペニスはギンギンに勃起し、先端を尖らせて、リリスの花弁を狙っている。 リリムに射精したばかりだというのにまだまだ元気。 「イヤァ……イヤアアァ……」  隣からのリリムの泣き声にも、ワイツの腰がビンビンと揺れた。  魔犬に正常位で犯され、リリムは放心しきった状態で射精を受け続けていた。  ただ呆然と呻くだけの悪の魔法少女に、魔犬は激しく腰を振って射精を続けていく。 「それじゃあ。こっちもいくぜ」 「う〜」  リリスの体を引っくり返すと、ワイツは背中から乳房に手を回し、ぎゅっと摘む。 「ひうっ」  ビクッと浮き上がるリリスの腰。そこに、硬いモノが触れた。勃起したワイツの性器。 「いや〜」  腰を下げて逃げようとするが、その分だけワイツも腰を降ろす。両手は後ろ手に縛られ、 涙を流す頬が床に触れ、その背中からワイツが覆い被さってくる。  豊かな乳房がきな手でつかまれ、ぷにぷにと揉まれ、先端の勃起した乳首が爪で弾かれる。 「やめて〜。だめ〜。いーやー」  リリスの背中の小さな黒い羽がぱたぱたはばたき、ピンクのセミロングの髪が、白い背中でゆらゆらと揺れていた。  その背中を見下ろしながら、ワイツはぐっと腰を下げ、逃げるリリスの花弁を捉える。 「だ、だめ〜」  拒絶の声は遅かった。  手の中の乳房をぎゅっと揉むと同時、さっと腰を叩きつけ、肉ヒダをめくりあげ、 桃色の秘肉を縦に裂き、狼が突き刺さる。 「はあぁ……あぐううぅ……」  床に触れる頬に今まで以上の涙が伝い、水溜りを作っていく。  腰に刺さった肉棒は柔らかい秘肉を抉りながら、さしたる抵抗もなく奥へ奥へと進み、 すぐにお腹いっぱいに埋まっていった。 「ひぐううぅ〜。あう〜あうぅ〜。はぐ〜」  後ろ手に縛られた状態で、犬のようにバックから犯され、肉棒に貫かれた腰がガクガクと揺れる。 「おおう」  振動が股間から直接脳に伝わり、ワイツの瞳にギラギラと欲情が昂ぶっていった。  しっぽりと濡れたリリスの肉壷は暖かく狭く、すぐにでも射精してしまいそうで。 「いいぜぇリリス」  床に泣き伏すリリスの歪んだ顔、揺らめく白い背中とピンクの髪を見下ろし、 ワイツはガッと腰を叩きつけた。  パン、とお尻の肉が音を立てる。 「ひいぅ!」  膣内を抉られる衝撃にリリスの背筋が仰け反り、羽がぱたぱたとはばたく。 「気に入ったぜ」  リリムも悪くなかったが、やはりリリスとのほうが相性はいい。  ワイツは夢中になって腰を振りながら、背中から声をかける。 「リリス、お前は俺の嫁だ」 「ひいいぃ! ひぐぅ、いや、いやです〜」  泣いているリリスに、ワイツの声が届いてるかどうか。 「今日からは俺の嫁だからな。ずっとこうしたかったんだぜ、リリス」  妹の肉壷を存分に掻き回しながら、ワイツが血走った目で言い続ける。  ちなみに魔界では近親婚も重婚も有り。 「はああっ〜! ぐっ、うっ、あぐうう〜」  ぽかんと開いた口から涎がこぼれ、涙と混ざり、床に水溜りとなっていく。  そして肉棒の突き刺さった腰は高々と上がり、ガクガクと上下左右、縦横無尽に揺られていた。 「あうっ、あうっ、あう〜」  紅い頬で喘ぎを漏らし続け、膣肉を抉られるたび、背中がぎゅんっと仰け反り、 ワイツの目を愉しませていた。 「これから、うんと可愛がってやるからな」  恍惚とした表情でただ腰をがむしゃらに揺らし、胸を揉み、ワイツははっはっと息を早めていく。 「ご主人様〜。ごめんなさい〜」  犯されながら想うのはやはり大和の事。その言葉に、有頂天になっていたワイツの瞳に怒りが宿る。 「へっ、あの野郎も次に会ったら殺してやるよ。リリスの処女を俺より先に奪いやがって」  殺したら服従の呪いも解ける。ああ、そうだ。殺してやろう。 「ひうっ、ひふっ、うう〜」  バックからガンガン突かれ、胸を揉まれ、リリスの背筋が仰け反り、そしてピチピチと床の上で跳ねた。 「はうう〜。いやああ〜」  そしてぐっと膣が締まり、ワイツを絶頂へと誘う。 「くううぅ!」  熱くたぎる肉棒の欲求のままに精を放ち、膣がたちまち白濁液で染まっていく。 「はがあああぁ〜。いや、いや、だめええぇ〜」  射精を受け、リリスの体が飛び跳ね続け、そしてぐったりと動かなくなった。  肉棒の突き刺さった結合部からドロッと精液がこぼれ、太ももに流れていく。 「いやぁ……。ああぁ……」  放心した虚ろな瞳のリリスを見下ろしながら、ワイツは射精のさっぱりした爽快感の余韻に浸り、リリスからの魔力を吸収した。  リリムに続いて、リリスの魔力も体に流れ込んでくる。 「ふー」  ずぶっと肉棒を引き抜き、ワイツは己の魔力の高まりに体を震わせていた。 ぷるぷるとその狼男の巨体が震えていく。  おや? ワイツのようすがおかしいぞ。  しんかさせますか?              →はい               いいえ  小刻みに震え続けたかと思うと、ワイツの体がぶわっと黒い闇に覆われ、一回り大きくなる。 「ナイトメア☆ワイツ、とらっと参上!」  そして闇が消えたとき、そこには一回り大きくなった虎男のワイツがいた。 銀色の毛並みのまま、レイズのような虎男になっている。 「おおおっ!」  ワイツは大きくなった自らの手を見て、 「虎だ! 俺は虎になったんだ!」  これでレイズと同じ虎男。もう噛ませとは呼ばせない! 「やったぜリリス!」 「ああ……。うあぁ……」  そのリリスは、お尻を上に向けたまま虚ろな瞳で放心している。 「へへっ。虎になった記念だ」  リリスを仰向けにすると、ワイツは大きくなった虎男の巨体で覆い被さる。 「いやぁ……」  体の下にリリスをの暖かみを感じ、容赦なくワイツは抱きしめ、しゃぶっていった。 「いやぁ……あぁ……」  その隣では、延々と魔犬に犯されているリリム。 「ご主人様ぁ……」 「たすけて……たすけてぇ……」  まだ来ない助けを求め、リリスとリリムが呆然と呟き、犯されていく。  虎男になったワイツがリリスを犯し、魔犬がリリムを犯す。  悪の魔法少女の陵辱劇がまだまだ終わらない。  そして長い長い一夜が明け。今日は日曜日。 「お兄ちゃん?」  起き上がったありさは、先に起き出し、ベッドに腰掛けていた兄の背中に抱きつく。  ありさの部屋。昨日はお風呂から出てからも、ずっとありさのベッドで一緒に寝ていた。全裸で。 「おはよう」 「うん。おはよう」  朝の挨拶を交わし、くすっと微笑む兄と妹。  しばらくそうして裸で寄り添い、 「あのな」「あの」  二人同時に口に出し、顔を見合わせて笑った。 「お兄ちゃんから言って」とありさが言うので、大和から続ける。 「リリムとリリス、助けないとな」 「うん」  ありさはこくっと頷き、 「智子ちゃんの仇も取らないと」 「そうだな」  ありさの肩を抱き寄せ、その頭を抱きしめる大和。  柔らかい甘い香りが短い栗色の髪から漂う。その甘い妹の香りを胸に満たし、 「でも、もっと強くならないとな」 「そうだね」  身も、心も。強くならないと。妹を守れるぐらいに。 「というわけで」  腕を伸ばしてありさの瞳を見据え、大和は告げる。 「今日の予定は、『強くなってリリムとリリスを助けて、智子ちゃんの仇を討とう大作戦』だ」 「うん」  こくっと頷くありさ。兄の手をしっかりと握り締め、その手を上げた。 「がんばろうね。お兄ちゃん」 「おー」  繋いだ手を上げて、「おー」と声を上げる兄妹。  そうだ。負けて泣いてる暇なんかない。  その頃。リリムとリリスは。 「いやぁ……いや……」 「もう……ゆるしてぇ……」  魔犬と虎男になったワイツに一晩中犯され、精液まみれで横たわっていた。  その瞳に光は無く、虚ろな瞳でただ泣き続けている。 (つづく)