「ひくっ……ひくっ……」
 妹が泣いている。ありさが。大事な大切な妹が。
 半年前の記憶。両親が事故で死んだときの。
 お父さんとお母さんの亡骸を前に僕と妹は泣くだけ泣いた。もう涙は出尽くしたと思うほど。
それでもまだ妹は泣く。そして僕に涙を止めることはできなかった。
「ありさ……」
 むせび泣く妹の頭を胸に抱き、短い栗色の髪を撫でてやるながら、僕、千巻 大和は誓った。
 妹を守っていくと。お父さんとお母さんの代わりに。そしてありさを幸せにすると。
 その日からありさの幸せが僕の幸せになった。
 それなのに……。

 気が付くと僕は自分の部屋にいた。人間の姿で暗い部屋の隅っこに膝を抱えて座り込み、じっと待つ。
 待つ? 何を? ありさが帰ってくるのをか?
 妹を……ありさを犯した僕がどんな顔で会えばいい!?
「くそっ。なんで……こんな」
 声に出して毒づく。もう何度目だろう。
 悪の魔法少女のリリムを犯して悪魔化し。その呪いをとくため、魔力を集めることにした。
呪いをかけた魔王以上の魔力。そのためには、魔法天使、そして魔法少女を犯して魔力を奪うのが手っ取り早い。
 だけど。
 やっと倒して、犯し、魔力を奪ったマジカル☆アリサ。その正体は……妹のありさだった。
 僕はずっと悪魔の姿だったからありさには僕だとばれていない。
 でも……ありさを犯した事実には変わりない。守ると誓った妹を泣かし、傷つけ、汚した事実は。
 ガラッ。不意に窓の開く音。
「ふえええ〜ん」
 顔を上げると、ピンクのツインテールが見えた。ナイトメア☆リリム。ずいぶんボロボロだった。
「ご主人様〜。やられちゃいました〜」
 リリムにはエンジェル☆ローラの足止めを命じていた。そのローラがありさを犯した現場に現れ、僕は飛んで逃げ出した。
「ご主人様?」
 僕の顔を見て、リリムが心配そうに眉を寄せる。今はもう夜。部屋の中は真っ暗だが、
魔物の目は暗闇でもものが見える。
「どうして……泣いてるんですか?」
 泣いてる? 僕が?
 顔を手でふいて気付いた。僕の目から涙が流れているのに。
 お父さんとお母さんが死んだときに涙は出尽くしたと思ったが。僕にもまだ涙が残っていたんだな。
「ご主人様ぁ」
 リリムが膝を付いて顔を寄せ、ぺろっと頬を舐め、涙を拭いてくれた。くすぐったい。
「マジカル☆アリサにやられたんですかぁ?」
「いや……逆だ。アリサを犯して魔力を吸収した」
 淡々と事実だけを告げる。
「わぁ。良かったじゃないですか」
 ぱんと手を叩いて喜ぶリリム。

「お前は……知っていたのか?」
「何をです?」
「マジカル☆アリサが……妹のありさだったことに」

「えええええええええええ〜!」

 背中の小さい黒い羽をばたつかせ、宙に飛んでリリムは驚いた。
「そ、そうだったんですか!」
 そしてリリムははっと気付き、
「そ、それじゃあ……ご主人様は妹さんを……」
 横を向いて目を逸らす。
「す、すいません〜」
「リリムが謝ることじゃない。気にするな」
「はい。気にしません」
 ……本気で気にしなくなっただろお前。
「は〜」
 どっと疲れが出る。
「ただいま……」
 玄関から小さな声。
 僕はすぐさま部屋を出て、階段を下りた。
「ありさ……」
 玄関に立ち尽くす妹を見て、僕も立ち尽くす。
 とりあえず怪我はないようだ。服もちゃんと着ている。
 でも……いつもの元気がない。事情を知らなくても、一目で分かるほどに。
「ご、ごめんね遅くなって……」
 目を逸らし、下を向いてありさが小声で謝る。いつもなら謝るときにもはきはきしてるのに。
「い、いや……。無事ならいいさ」
 僕は笑おうとして……やっぱり出来なかった。拳を握って、それでも妹から目を離さない。
 目に焼きついた光景が脳裏を過ぎる。全裸で、精液まみれで、虚ろな瞳で横たわるありさが。
「ご、ごはん……お兄ちゃんが作ろうか? それとも、どっか食べに……」
「ごめん」
 靴を脱いで家に上がり、ありさはさっと僕の横を通り過ぎる。
「今日は食べたくないの……。お兄ちゃん、自分でして食べて……」
「あ、ああ」
 しっかりした足取りで階段を上がるありさ。痛みや後遺症は残っていないようだ。
あれだけぶっといモノが挿入されたのに。魔法で癒したのだろう。
 僕はその後ろ姿を呆然と見送るしか出来ない。
 ありさが部屋に入り、ばたんとドアを閉める音まではっきり聞こえる。
「ひくっ……ひくっ……」
 そして悪魔の敏感な耳は、ありさの泣き声をはっきりと聞いた。

「はぁ」
 部屋に戻った僕は、深くため息をついて、ベッドに座り込んだ。
 早速隣にリリムが座り、ピンクのツインテールから甘い香りが漂う。
「ご主人様ぁ……悲しいんですか?」
「まぁな」
 ピンクのツインテールを撫でると、サラサラの感触が手に心地いい。だが僕の心は晴れない。
「なぁ。どうしたらいいと思う?」
 ついリリムに相談してしまう。この悪の魔法少女にろくな答えなど期待していなかったが、
「犯せばいいと思います」

 とんでもないことを言いやがる。
「あのなぁ」
 妹を犯して苦悩してるのに、さらに犯してどうする。
「犯して、ご自分のものにしたらいかがです?」
 魔王候補にふさわしいとは言える。それが出来たら苦労しない。
 でも……なんだか吹っ切れた。
「リリム」
 立ち上がり、リリムのピンクの頭を撫でた。さらさら。
「ありがとな」
「はい」
 ニッコリと無邪気な笑み。ありさほどじゃないが、リリムも大切に思えてきた。

 隣にあるありさの部屋の前で、僕はやっぱり立ち止まってしまう。ちなみに僕の部屋はリリムの張った結界があるので声は漏れない。
 覚悟を決めろ。
 ドアノブを回すと鍵はかかっていない。かちゃっとドアを開け、部屋に入った。
 明かりを点けていない暗い部屋。暗視の利く悪魔の目には小学6年生らしい可愛い部屋が映っていた。
そしてベッドに沈み込んで泣いているありさの姿が。
「お兄ちゃん?」
 上半身を上げ、妹がこちらに顔を向ける。真っ赤に泣きはらした目。
「ありさ……」
 僕はばっと飛びかかり、
「きゃっ!?」
 ありさを押し倒し、抱きしめた。
 腕の中に妹のぬくもりを感じ、しっかりと抱きしめる。
「お、お兄ちゃん……」
 抱きつかれたありさは呆然と呟き、
「いやぁ!」
 甲高い声で叫んだ」
「いやあぁ! やだぁ! やめて! もうやめて!」
 半狂乱になってありさは必死に叫び続ける。無理もない。昼間、悪魔に犯されたばかりなのだ。
「やめてぇ! お兄ちゃん……やだ、お兄ちゃんがこんな……やだあぁ!」
 つーとありさの頬を涙が流れ、僕の胸を濡らしていった。
「ごめんな」
 ありさが叫び疲れて静かになるのを見計らい、短い栗色の髪を撫でながら僕は謝る。
「ごめんな」
「お兄……ちゃん」
「ごめん」
 腕の中の妹をしっかりと抱きしめ、ぬくもりを感じながら僕はひたすら謝る。
「な、なに……?」
 泣きはらした声でありさが聞いてくる。
 僕はありさを離すとベッドから降りて、
「よく、見ててな」
 そして−
 暗い部屋の中で僕の体が膨れ上がり、黒い悪魔の姿となる。
「こういうことなんだ」
 暗い部屋だがシルエットだけでも誰だか分かっただろう。
「あ、あぁ……」
 ベッドの上に座り込み、ありさは呆然と目を丸め口をぱくぱくさせていた。
 もう一押し。
「リリム。こっちおいで」

 隣の部屋に呼びかけると、
「はーい」
 すぐさまリリムもありさの部屋にとやって来る。
「あー!」
 ピンクのツインテールを暗闇の中に見て、ありさが座ったまま飛び上がった。
「ナ、ナイトメア☆リリム! そ、そう……あなたがお兄ちゃんを……!」
「いや、違うんだ」
 僕は人間の姿に戻ると、ベッドに腰掛けて妹の頭を撫で、今までのことを
「かくかくしかじか」と語って聞かせた。

 公園で気絶してたリリムを犯した事。
 魔王がかけてた呪いにより処女を奪った僕が悪魔になった事。
 リリムも呪いにより僕に服従した事。
 そして、呪いを解くために、魔法少女を犯して魔力を集めなければならない事。

 僕に頭を撫でられながら、ありさは黙って聞き入る。
「ええ!?」
 そして驚く。無理もない。
「そ、それって……お兄ちゃんが全部悪いんじゃない!」
 うーん、言われてしまった。実は僕が全部悪い。
「あー、まー、そういうわけで。ごめん。痛かったろ」
「もー」
 ぷーと頬を膨らませるありさ。リリムはただニコニコ笑って見ている。
「そっか……お兄ちゃんだったんだ」
 一転して安堵したような笑みを見せると、小さく頷き、
「うん……。痛かったけど、お兄ちゃんならいいよ」
「ごめんな」
「もういいよ。許してあげる」
 やったー。許してもらった。やっぱ人間、素直が一番だね。今の僕は悪魔だけど。
「あ、あたしね……。すっごく嫌だったんだから。お兄ちゃん以外の人にあんなことされたと思って……」
 そっと僕のシャツに手をかけ、ありさが呟く。
「でも……お兄ちゃんならいいよ……。あたし、お兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢だから」
「そうか」
 また栗色のショートヘアを撫でる。短いけどさらさらの心地いい感触。
「ごめん……だけじゃなんだから。お詫びするよ」
「うん。あたしすっごく泣いたんだよ」
 ありさの頭を再び胸に抱き、僕は言った。
「今度は……優しく抱くから」
「え?」
 腕の中の妹の小さな体がビクンッと跳ね上がる。
「お兄ちゃん……が、あたしを?」
「ああ。抱きたい」
「また……エッチなことするの?」
「今度は痛くしないから」
「うん……」
 腕の中でこくっとありさが頷く。そして顔を上げ、潤んだ瞳を向けた。
部屋に入ったときの悲しみや痛みはもうどこにも感じられない。
「優しくしてよ……お兄ちゃん」
 そっと目を閉じる。
「ああ」
 僕はその唇にキスした。優しく。
 ありさの、妹の唇はとても甘かった。

 暗い部屋。見ているのは膝を抱えたリリムだけ。
「はぁ」
 口を離すと、小さな口から甘い声が漏れた。その口に手を置き、
「キス……しちゃったんだ。お兄ちゃんと……」
「ああ」
「ホントはいけないんだよね……。お兄ちゃんと、こんなことするなんて」
 呟くありさにニヤッと微笑んで見せる。
「僕は悪の魔法少女もやっちゃう男だぜ?」
 今更何を恐れよう。
 ベッドの上でちょこんと座るありさの、ブラウスのボタンを一つ一つ外していく。
「うんっ……」
 恥ずかしそうな声がありさの口から漏れた。はだけたブラウスを脱がすと白い下着が見えた。
まだブラジャーは付けていないらしい。
「ブラ……まだなんだな」
「やだ」
 頬を赤く染めるありさ。僕が下着の上から胸に手を触れるとさらに赤くなった。
 手にむにっと柔らかい感触。だがまだまだ小さい。
「うん。これならまだブラはいらないな」
「もう」
 ありさは毒づくが僕には小さいままのありさが嬉しい。でもいつかは大きくなる。
その前に青い果実のありさを味わいたかった。
「ありさ」
「お兄ちゃん」
 そっと呼び合い、口を寄せてまた軽くキス。
 それからありさは両手を上げ、下着を僕が脱がし、白く淡い胸が晒される。
 小さな……ほんのわずかに膨らんだ胸。乳房と呼ぶにはまだまだ早い。二つのピンクの乳首が、白い胸に鮮やかに映えていた。
 僕がその小さな胸に視線を注いでいると、
「やだ……そんなに見られれると、恥ずかしいよぉ……」
とは言ったものの、胸を隠すことはしない。なんだかんだで、ありさも僕に小さな胸を見せ付けているのだ。
 埋没するような小さなピンクの蕾をピンと指で弾くと、「あんっ」と小さな悲鳴。
 そして妹の見ている前で僕もシャツを脱ぎ、上半身を出した。カーとさらに赤くなるありさ。
そのままズボンとパンツもぽんぽんと脱いでいく。
「ほーら、見てごらん」
 僕のちんこはもうビンビンに勃起していた。根元に陰毛の生えた赤黒い肉棒。
「きゃー」
 さすがに妹は手で顔を隠してしまう。
「ほーれほれ」
 手で覆っていないほっぺたを、勃起したちんこでツンツンと突付いてみる。
柔らかい頬にちんこがぐにゅーと突き刺さっていった。
「やだー。へんたーい」
 目をつぶったままありさが手をバタバタさせると、ちんこに当たってビンビンに揺れる。
それがまた心地いい。
「きゃー。きゃー」
と喚くありさの肩に手を置き、そっと横たえた。
「あっ」
 背中に布団を感じ、きゅっと妹の身体が緊張した。よしよしと頭を撫でると閉じていた目を開け、僕の股間にしっかり目を向ける。

「これが……お兄ちゃんの、なんだ……」
「ああ」
「大きい、のかな……?」
「うーん」
 どうなんだろう。ちんこの大きさ比べはしたことないや。
「ありさの同級生よりは大きいさ」
「もう」
 クスッと笑みを見せる。ちんこにも慣れたらしい。
 僕はありさの下半身に手を伸ばし、スカートのフックを外した。
 ありさが自分から脚を上げ、ぱっとスカートを脱がしていく。その下は純白のパンツ。
「はぁ」
 思わず興奮の吐息が漏れてしまう。指を口にくわえ、太ももをぎゅっと閉じ、
ありさが身を固くするのが感じられた。
「可愛いよ」
 はぁと耳に熱い息を吹きかける。「きゃっ」と小さく叫んで小刻みに震えた。
 顔を胸に寄せ、ちゅっと乳首にキスし、そのまま口に含んで吸った。
「あうっ」
 手は太ももに触れ、脚を撫で上げ、付け根のパンツまで触れる。そしてがばっとパンツの中に手を入れ、人差し指を伸ばした。
「はぁっ!」
 指が脚の付け根に直接触れ、縦の割れ目に合わせて撫でていく。
「ああっ……はぁん……」
 乳首を据われ、秘所を指を撫でられ。ベッドの上のありさがガクンガクンと悶えるのがはっきりと感じられた。
「お、お兄ちゃん……。はぁ、お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
 切ない声で必死に呼び、身悶える。
「ああぁ……アッ」
 乳首を舌で転がすとガクガクと小さな胸が揺れ、
「ふぁっ……あぅがっ……」
 肉の割れ目を指でしゅしゅっと擦ると太ももが擦りあわされる。そしてパンツの中が湿ってくるようだった。
「……あぁ……お兄、ちゃん……。へんに、なっちゃうよぉ」
 ああ。いんだよそれで。初めての官能に妹はすっかり乱れ、甘く悶えていく。
「アッ……へん、へんなの……。あつい、よぉ……」
 肌にうっすらと汗が滲み、赤味を帯びる。ちゅうちゅうと吸う乳首はいつしか硬くしこり、尖っていた。
もう片方の乳首も手でつまむと、やはり尖っている。
「はうんっ」
 首を上げ、背筋を仰け反らせるありさ。脚もドンドン固くなっていた。
「はあぁ……ああぁ……」
 股間を擦る指にちょっとだけ力を入れて割れ目に食い込ませる。
「ああぁっ!」
 今度は腰が浮かび上がり、背中が落ちた。
 割れ目の指を弱め、尖った乳首をちゅうと強く吸う。
「はうっ! はあんっ! やっ……あんっ」
 また背中が上がり、腰が落ちる。
「はあっ……ああっ」
 伝う汗がベッドを濡らし、手を入れたパンツもどんどん湿ってきていた。
その濡れた幼い肢体がベッドの上でバタついていく。
「ああっ……アァ……アッ……あぐぅ!」
 ガクガクと背筋と腰が揺れ、上げ下げを繰り返し、切ない声も徐々に大きくなっていった。
「お、お兄ちゃん……」
 潤んだ瞳で必死に訴える。
 初めての官能に、ありさはただ翻弄されていた。

 そろそろ、かな。
 股間をこする指はもうすっかり濡れている。その指で割れ目の上辺にある小さな勃起を探り当て、ぐっと強く押した。
「はあああ−っ!」
 腰がガクッと持ち上がったかと思うとパンツがどっと濡れ、全身がピーンと硬直。
「はぁ」
 胸から口を離すと、ありさは「はぁ」と深い息を吐いてベッドに沈み込んだ。
パンツからも手を抜くと、しっかりと濡れていた。おしっこ以外の体液で。
「はぁ……あぅ」
 潤んだ瞳で息を整えるありさの耳に口を寄せ、僕は囁く。その耳も真っ赤になっていた。
「どう? イッた感想は?」
「い、イ?」
「限界まで気持ちよくなるのを絶頂て言うんだよ」
「やだ……」
 赤い顔でありさは囁く。
「でも……お兄ちゃんにしてもらうの、すっごく気持ちよかった……」
「そうか」
 ちゅっとほっぺにキスし、口にもキスして唇を重ね。
「パンツ、脱がすよ」
「うん……」
 濡れたパンツもするすると脱がし、いよいよそこが露になった。
「やぁ」
 赤い顔で小さくありさが呻く。びっちり閉じていて、毛も生えていない桃色の肉の割れ目。
今までの愛撫でもうテカテカに濡れていた。
「可愛いよ」
「やだぁ」
 赤い顔でイヤイヤと首を振る。
 くすっと笑い、僕は妹を横抱きにした。お互い裸。汗で濡れた肌を重ね、全身のぬくもりを交換する。
「お兄ちゃん……」
 胸に顔を預け、ハァと吐息を漏らすありさ。頭を優しく撫で、僕は全身で妹の小さな体を感じていた。

 ドクン……ドクン……

 お互いの鼓動がはっきりと聞こえる。何もしなくても、自然に興奮が高まっていった。
「うん……」
 腕の中のありさがどんどん硬くなっていく。恥ずかしいのだろう。
「大好きだよ。ありさ」
「うん……。あたしも、お兄ちゃん大好き」
「愛してる」
「大好き……。ねえ、お兄ちゃん」
「なに?」
「ありさを……お兄ちゃんのお嫁さんにして」
 ふーとため息。ただ頭を撫でていく。
「ずっと一緒だよ」
 返事の代わりにそう答えた。一緒にいるのは変わらない。
 そして最後の一線を越える覚悟を決めた。一旦体を離す。
「脚、拡げて」
と言っても、ありさはただ硬直して動かない。
 仕方ないな。足首をつまむと、硬くなって動かない細い脚を開き、その間に僕は腰を入れる。

「あっ」
 触れた足がさらに緊張するのが分かった。
「大丈夫」
「うう〜」
 妹はもう涙目でただ僕を見上げる。目を閉じることはしなかった。
 ベッドの横では、膝を抱えたリリムがじっと成り行きを見ている。そわそわした顔で。
「入れるよ」
 一声かけ、手でおさえたちんこをぐっと小さな割れ目にあてがう。
「ひうぅ!」
 先端が肉を分け入り、途端にありさがひくっと震えて怯えた声を出す。
「あ、ああ……」
 ほんの先っぽを入れたところで止まり、うずうずする股間を抑え、僕はじっと妹を見下ろした。
 震える瞳で僕を見上げるありさ。と、その手が僕の手をしっかりと掴んできた。
「い、いいよ」
 そして震える声で必死に言葉を繋ぐ。
「お兄ちゃんなら……いいの」
「入れるよ」
 もう一度声をかけ、ずんっと腰を突いた。
「はああーっ!」
 幼い割れ目を一気に貫き、ずぶ、ずぶと幼肉をかきわけ、ちんこが埋まっていく。
妹の幼膣は狭くて熱くて。挿れる分だけ締め付けられ、痛いほどだった。
「くうぅ」
 僕も痛みに耐え、ありさの胎内をしっかりと感じながら、腰を突く。
「はあぁん! ひゃああーっ!」
 ばたばたとありさの腰がばたつき、ぐっぐっとちんこが進み、やがて先端が丸い穴に触れた。
「あ、ああぁ……」
 僕をしっかりと受け入れ、ありさが手をぎゅっと握ってくる。僕も手を握り返し、
じっと動かないでありさの胎内に意識を集中した。
 ギチギチに狭くて硬くて、そして気持ちいい妹の幼膣を。
「あ、あぁ……」
 眉をぎゅっと曲げ、ぱくぱくとありさの口が動く。だが言葉にならない。
衝撃が強すぎたのだろう。僕も今にも暴れそうな腰を必死に抑えていた。
「はぁ……あ、ああぁ……」
 口から漏れる涎がぽたぽたとベッドまで落ちる。
「お、お兄ちゃん……」
 朦朧としながら、必死に呼びかけてきた。
「い、いいよ……。好きに、して……」

 どくん!

 妹の声に抑えていた欲情が爆発し、大きく腰を一突き。
「ひぎぃ!」
 幼肉が抉れ、ありさの腰が飛び上がる。幼膣にちんこが挟まれ食いちぎられそうな気がした。
それでも腰を何度も叩き付け、その度にパンパンと音がした。
「ひぎゃああぁ! あうぅ! ぎゃうっ!」
 ベッドの上で妹の小さな体が跳ね飛び、ギシギシと鳴った。僕はどんどんピッチを早め、じゅっじゅっと淫らな音が響く。
「はあっ! はぐうぅ! あぐぅ! アッ……アガーッ!」
 ピンとありさの背筋が仰け反り、繋いだ手にさらに力が篭もった。

「くぅ!」
 同時に強烈な締め付けに思わず達してしまう。
 白い爆発が脳内を満たし、下半身も白い精液を吐き出していた。
「はああーっ!」
 細い脚がばたつき、僕の腰に絡みつき。
 どくんどくんと放たれる白濁液が幼い子宮を満たし、そして結合部から溢れ出す。
「ああっ……はぁ……」
 射精の勢いに押されるようにちんこがすぽっと抜け、華奢な太ももを汚していった。
「ああぁ……」
 呆然と呻く妹の口の涎を舐め、ちゅっとキス。
「お兄ちゃん……」
 繋いだ手を離し、その手が僕の首に抱きついてきた。
「好き……大好き……」
「ああ。僕もだよ」
 もう一度キスし、精液を垂れ流す股間に指を伸ばす。ぱっくり割れた秘肉からトロトロと白汁が漏れ、赤くなった入り口を指で撫でた。
「ひゃんっ!」
 精を受けたばかりの幼膣に触れられ、ありさが腕の中で跳ねた。
「痛いか?」
「う、ううん……。ただビックリしちゃった……」
「そうか」とまたキス。ちゅっちゅっと。
「あ、あの。ご主人様ぁ」
 それまで黙ってみていたリリムがベッドの側まで這って来て、熱く訴えてきた。
腰をふるふると震わせ。
「あ、あの……リリムもぉ」
 今まで見せ付けられて発情したのだろう。息が熱っぽい。
「ダメぇ!」
と、ありさががしっと僕に抱きつき、
「お兄ちゃんは、ありさのなんだから! あっち行って!」
 思わず僕は目をぱちくりさせてしまう。妹にこんな一面があったとは。
「あー。ありさ」
 抱きつく妹の髪を撫で、優しく諭す。
「リリムはお兄ちゃんの下僕なんだ。仲良くしてくれると嬉しいな」
「でもぉ」
「ほーら」
 まだ納得しないありさを持ち上げ、背中を向けさせて脚を拡げさせる。
小さい子がおしっこするような姿勢で、ありさはリリムに股間を晒すことになった。
「いやーん」
 ふるふると怯えるありさ。
「ほらリリム。ありさと仲良くして」
「はい。ご主人様」
 僕の意図が分かったらしい。リリムは舌をちらっと出し、ありさの股間に寄せた。
「だ、だめぇ……!」
「うふふ。ご主人様のせーえき♪」
 ぺろっとありさの毛も生えていない割れ目を舐める。射精されたばかりで僕の精液を垂れ流す幼い女性器を。
「ひやああっ!」
 顎を仰け反らせ、ありさの背中がガクガクと揺れた。
「やだ…やだやだぁ!」
 同姓にあそこを舐められ、ふるふると首を横に振る妹。涙が飛び散る。
 構わずにリリムは舐め、しゃぶり、あそこに残る僕の精液を吸い取った。

「ひゃああーっ!」
 ずずっと精液と愛液を同時に吸われ、持ち上げる妹の体がピンと硬直する。
「もういいぞ」
 リリムにやめさせると、僕は再びありさを仰向けに寝かせた。
「リリム。服を脱いで、ありさの上になれ」
「はい。ご主人様」
 口を涎といろんな体液でいっぱいにしたリリムが頷き、ぱっとタイトな黒いワンピースを脱いで、ありさの上で四つん這いになる。
「ご主人様〜。早くー」
 ありさの上でふるふると腰を揺らし、背中の黒い羽もぱたぱたと動いている。
「はぁ。……あぁ」
 下でぐったりなるありさの薄い胸に、リリムの豊かな胸が重なり、こぼれるピンクのツインテールが頬にかかっていた。
「よーし」
 下に妹、上にリリム。その情景に僕のちんこはすぐに硬さを取り戻す。
 揺れるリリムの小振りのお尻をしっかりと両手で抑える。リリムのそこも毛はなく、しっとりと濡れていた。
「いくぞ」
「早く。早くぅ」
 急かすリリムを、バックから一気に刺し貫く!
「はうんっ!」
 さすがに慣れたもので、リリムの膣肉は僕のモノをしっかりとくわえ込み、奥へと導いた。
「はあっ……ああっ!」
 リリムの背中が揺れ、下にいる妹をぎゅっと抱きしめる。
「ああんっ」
 重なる肌を通して、リリムの快楽がありさにも伝わるのだろう。熱い息で一緒に喘ぐ。
 僕はリリムの奥まで貫くと、激しく突く。
「はああっ! あぐううぅ ご主人様ぁ! ご主人様ぁ!!!」
 ベッドの上で四つん這いになったリリムが腰を震わせて悶え、下のありさに直接伝わっていった。
「ああっ! お兄ちゃん! お兄ちゃーん!!!」
 いつの間にかありさの腰もふるふると揺れ、僕とリリムに合わせていた。
「はあっ! アアアッ! もっと、もっとですぅ!」
 ピンクのツインテールを振り乱し、喘ぐリリム。ありさと重なる豊かな胸が大きく揺れる。
「ううぅん……うんっ、うん! お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
 必死に僕を呼び、ありさもリリムの下で悶えていた。リリムの豊かな胸が震えるたびに、
振動がありさの小さな胸も揺らし、快楽を伝える。
 さして大きくもないベッドに三人が乗り、ギシギシと大きく揺れた。
「ああっ! あああんぅ!」
 今まで我慢していた分を一気に解き放ち、リリムが僕を激しく締め付ける。
「リリム! ありさ!」
 悶えながら抱き合う二人を見て、僕も我慢せずに解き放った。
「はぐうぅ!」
 バックから貫くリリムの膣内に射精すると、ありさをぎゅっと抱きしめて硬直。
「はああーっ!」
 妹もぎゅっとリリムを抱きしめる。リリムの股間から漏れる白汁が太ももに流れ、ありさの細い脚にも伝っていった。
「はあっ……ああっ」
「はぁ……お兄ちゃん……」
 リリムからモノを抜くと、三人一緒に抱き合ったままぐったりとベッドに沈み込んだ。

 そして、
「お兄ちゃん」
 右から抱きついてくるありさ。
「ご主人様」
 左から抱きついてくるリリム。
 その二人に腕枕して、僕は身動きできないでいた。3人ともまだ裸。
「お兄ちゃん。はい、ちゅー」
 右を向いてありさとキス。
「ご主人様。はい、ちゅー」
 左を向いてリリムとキス。
 忙しい。
「もう寝るぞ。おやすみー」
 さすがに疲れた。明日のことは明日考えよう。
 妹のベッドに3人は狭いがありさもリリムもぎゅっと僕に抱きついてくる。
「おやすみ。お兄ちゃん」
「おやすみなさい。ご主人様」
 抱きついたまま目を閉じるありさとリリム。
「はぁ」
 二人の素肌とぬくもりを感じながら、僕は深くため息を吐く。幸せのため息。

 これからどうなるんだろう?

(おしまい)