「セイント・ビーム!」

 金曜の夜の繁華街、正義の魔法少女は月夜に迷い出た魔物に聖なる光を浴びせて消し去った。固唾を呑んで見守るギャラリーを意識するように優雅にポーズを取り、異次元に呑み込まれていく魔物を勝気そうな顔で見下す。
 ギャラリーたちが声援を上げるのを確認した正義の魔法少女は夜空に向かって跳躍するとギャラリーたちの視界から消えた。
 カラフルなセーラー服のようなコスチューム、しかもギリギリまで裾の短いミニスカなのだが不思議なことにギャラリーにはスカートの中は見えないのも魔法少女の人気に一役買っている。

「すげー、はじめて見た」
「かっこいい」
「すごい美少女だった」

 ざわめくギャラリーたち。俺は魔法少女が跳躍した方向にぶらぶらとのんびり歩いた。先ほど魔物と戦っていたビルの隣、真っ暗な屋上に魔法少女は青い顔で佇んでいた。

「お疲れ様でした」
「・・・」

 青ざめた顔で荒い息を繰り返している魔法少女。それでもくっくりとした眉、大きくて意志の強そうな瞳、勝気で正義感の強い魔法少女の魅力は損なわれていない。

「ずいぶんと無駄に魔力を使われましたね、2単位は補充しませんと」
「・・・お願いします」
「お支払いと補充方法は?」
「いつもの通りで」
「かしこまりました。毎度ありがとうございます」

 きっかり30度頭を下げた俺は魔法少女に歩み寄った。値札通りに払っていただける上客は少なく、ほとんどの魔法少女は一番安いセルフ方式を選ぶ。この舞という魔法少女もセルフ専門だ。

 唇を噛み締め、そっぽを向き、しかしながら横目でしっかりと俺の下半身を見てファスナーを下げてためらう。この若さで魔法少女という事はキスすらしたことの無い清純な処女でなければならない。
 表情を消した積もりなのだろうけど、くっきりとした眉を潜めて嫌悪感を隠し切れていない。

「お客様、どうされました?」

 魔法少女は返事をせずにトランクスから俺の一物を取り出し、今度はためらわずに舌を伸ばした。魔法のレベルは一向に上がらないがこちらのレベルは随分上がった。
 亀頭に吸いついて舐めまわし、いくぶん元気になったところを飲み込んで舌を使い始めた。たっぷりと唾液をまぶし、しかし唾液をこぼさないように吸い込みながら舌先が一物のポイントを的確に捕らえる。
 見物の前にトイレで小用を足したのでしょっぱい筈なのだが、熱心に舌を使って一物に力を与えていき、完全に力がみなぎったそれをいったん吐き出して舌全体を使った。
 改めて亀頭を咥え、強弱をつけて刺激しつつ呑み込んでいき、すっかり根元まで口中に収めると舌を目まぐるしく動かしながら喉奥に亀頭をこすりつけながら大きなストロークで顔を振りたてた。

「ではお客様、チャージいたします」

 俺の声にいっそうスピードを上げる魔法少女。お得意様への心ばかりのサービスで喉奥に突き込んで魔力2単位分の精液をお出しすると、ものすごい勢いで呑み込んでいった。

「毎度ありがとうございました。これで明日も戦えますよ」

 俺が0円のスマイルと共に一物を仕舞い込もうとすると、

「あ、ちょっと」

 魔法少女は一物にしゃぶり付き、管に残った魔力入りの物を勢いよく吸い出した。