葵の本来の心が最後に発した叫びは街を包む。同時に葵の体から魔力が溢れ出し、葵の能力がほとばしった。まるで強風のような衝撃となり、街中を駆け巡る。
それはカザミ達の家を包む不可知の結界をいとも容易くかき消し、その姿は外界に晒された。
次なる獲物の所在を掴んだ葵は一直線にその場を目指して飛び出す。杏のもう動きはしない体だけをその場に残して…。


葵がやってくる。それを感知したカナタはすぐさまモニカの部屋に向かった。
「モニカちゃん!」
モニカはビクッと身を震わせ、縮こまらせる。怯えた目でカナタの見つめた。
しかしカナタはそれに構いもせず、モニカの肩を強く掴む。
「ごめんね、モニカちゃん。私達はもう駄目。でもモニカちゃんは逃げて。」
モニカはその言葉の意味するところをすぐに理解することができなかった。そして、理解する前にカナタの魔法がその体を包む。モニカの姿は消え去った。

(私じゃ絶対にあの人には勝てない…)
それはどうしようもない事実だった。葵がここに到着すれば、自分は敗れ、犯されるだけだろう。それでもカナタは逃げることができなかった。本来無関係であったはずの杏が戦い、命を落としたというのに、自分が逃げるわけにはいかない。
しかしモニカは、あの子だけは犠牲にはしたくなかった。魔法界に戻ったところで辛い境遇が待っているには違いなかったが、それでもここで葵に犯されて死ぬよりはマシなはずだ。
(ごめんね…ごめんね…杏ちゃん…)
カナタは涙を流す。自分が巻き込んでしまった少女。自分があの場で協力を求めなければ、きっと杏が死ぬことはなかっただろう。
しかし、今は悲しんでいても仕方がない。カナタは涙を腕で拭い、前を向く。もうすぐそこまで迫っている葵を迎え撃つのだ。

カナタがモニカの部屋から飛び降りるように庭に出ると、間も置かずに葵はやってきた。
葵は完全に欲望に支配されている。目の前にいる魔法少女を犯すこと以外は何も考えていなかった。
「あなたが回復役の子?こんな小さい子も戦っているのね。凄く新鮮でおいしそうな魔力…」
葵は舌なめずりをする。その姿はまるで魔族そのものだ。ただひたすら欲望に身を任せた者は人ですらなくなってしまうのか。
「よくも杏ちゃんを…」
カナタは怒りに歯を食いしばり、搾り出すように口にした。そして両手に魔力を集め、魔法を放とうとする。
しかし、杏の魔力を吸収した葵はそんな余裕さえカナタに与えはしなかった。瞬く間にカナタの前まで迫った葵は拳に雷の魔法をまとい、カナタのみぞおちへとめり込ませる。
「ぐふ…っ…」
カナタは内臓を潰されてしまったかと思うほどの鈍い痛みと全身を駆け巡る電流に低い呻きを上げ、その場に膝をつく。
その一撃だけで勝負は決した。そもそも一対一で戦えるはずがなかったのだ。カナタは動くことすらできずにうずくまっている。
「やっぱり弱いね。実践向きじゃないから仕方ないけど。」
葵はそう言いながら左手でカナタの髪を掴み、持ち上げる。右手をかざすと、いくつもの氷の矢が生み出された。勢いよくそれが放たれると、カナタのローブに突き刺さる。カナタはそのまま家の壁に衝突し、はりつけにされた。
「ぐぅぅっ…」
足も付かない状態のカナタはローブを矢で固定され身動きが取れない。バタバタと足を少し動かすのがせいぜいだ。
「今からゆっくり可愛がってあげるからね。」
笑顔で言う葵にカナタは言い得ぬ恐怖を感じる。狂気に包まれた葵の姿は魔族よりも遥かに恐ろしく思えた。

葵はローブの上からカナタの胸に手を当てる。ほとんど起伏のないそれを指圧でもするかのように揉み始めた。
「やぁっ…」
初めて他人に胸を、乳首を愛撫される感覚にカナタは顔を赤く染めて戸惑う。快感は全くないし、くすぐったく感じるだけだ。ただ、自分の胸を弄られるということに羞恥心を覚えた。
「まだ気持ちよくはないよね。仕方ないよ。最初はなかなか気持ちよくなれないもん。あなたぐらいの子ならなおさら。でも、元から気持ちよくさせてあげるつもりなんてないんだよ?さんざんいい叫び声を上げてもらうんだから。」
その言葉に似つかわしくないほどの満面の笑みを浮かべながら葵は言う。カナタは震え上がった。
葵は指をカナタの口に突き入れた。カナタに入り込んだ指にえずく。指はカナタの舌に絡められた。愛撫するかのように撫で始める。
「はっ…はぁっ…」
カナタは舌の自由を奪われ、言葉を奪われた。拒絶を口にしようにも、意味を成さない声が上がるだけだ。
突然、葵の指から細いスライムの触手が伸び、カナタの口の中を撫で回し始める。
「んむぅっ、むぅぅぅっ…」
動き回る触手にカナタの頬はボコボコと歪に波打つ。口の中で奇妙な感触の触手が蠢いていることにカナタは恐怖を感じた。触手が喉まで入り込み、撫で始めると、カナタは強烈な吐き気に襲われる。
「う…うぐぇっ…!!!げほっ…げほっ…!」
触手を伝い零れた唾液が器官に入り込もうとし、カナタは激しく咳き込む。吐き気と相まって、胃の内容物がこみ上げて来た。
「うええぇぇっ…ぅぐ…げほっ…」
葵が手を引き抜くと、カナタは思い切り嘔吐する。吐瀉物が地面に撒き散らされ、カナタの喉は熱くヒリヒリと痛んだ。
「汚いなぁ、もう…」
あきれたように葵は言うと、次はその触手をカナタのローブの襟元から入り込ませる。
「ひぁっ!!や、やだぁっ…!」
触手はカナタの全身を這い回る。ネトネトと気色の悪い感触にカナタは身を縮み上がらせ、声を上げた。何本もの触手がローブの下で蠢いていることが外からでも分かる。
快感はもちろんのこと、くすぐったいという感覚すらもなく、ただ気持ち悪さだけがカナタを包んでいた。

そして、触手はカナタの股間へとにじり寄る。
「いやっ!!そこはやめてえぇぇっ!!!」
誰にも触れられたことのないカナタの秘所。その割れ目を開き、触手が撫で回す。
「ひっ!や…やだ…やだぁぁ…」
恐怖に震え上がり、力なく呟くことしかできないカナタ。葵は触手の侵入を拒む処女膜に気づく。
「ああ、処女なんだね。そうだろうとは思ってたけど。やっぱり、処女は奪われたくないかな。」
葵は当然のことを訊ねた。カナタはかすかな希望にすがる様に首を縦にブンブンと振る。
「そっか、そうだよね。じゃあ、まずはこっちから頂いちゃおうかな。」
カナタはその言葉の意味するところをすぐに掴む事ができなかった。しかし、すぐに理解することになる。
触手はカナタの秘所から離れると、一斉にアナルへと集まり始めた。
「え…嘘、嘘っ!」
カナタは信じられないというように声を上げる。
「前が嫌だって言うなら、後ろにするしかないでしょ?」
葵は当然のことのように言うと、数本の触手を一気にカナタのアナルへと挿入した。
「いや…いたっ!いたい、いたい!!いたああああああぁぁぁっ!!!!」
合わせれば成人男性のものよりも太くなるであろうサイズの触手にアナルへと割り入られ、カナタは痛みに叫ぶ。
「ちょっと痛いけど、そんなにすぐに壊れちゃったりはしないから安心してね。意外と広がるものだから。」
「いや、ぐぅぅぅっ!!か、はああぁぁ…いぎいぃぃぃっ!!!」
カナタの叫び声と葵の穏やかに話す声が同じ場所で発せられる光景は奇妙なものだった。カナタは苦しみに顔を歪め、必死に叫んでいるというのに、葵は楽しそうに笑っているだけだ。
葵はさらに触手を奥まで入り込ませ、強く波打たせた。
「くはっ!!うあああああぁぁっ!!い、いだいぃぃぃっっ!!!抜いて…抜いてぇ…そんなに…うごかっ!!さ、ないで…」
アナルが裂けそうな痛みに苦しむカナタは目からボロボロと涙を流しながら葵に懇願するが、届くことは無い。
触手はカナタのアナルを押し広げるかのように動き回り、どんどんと奥へと侵入していく。何処かが切れてしまったのか、血が滴っていた。
「うぎぃぃぃっ!!!おね…がい…っ!!もうやめて…助けて…っ!!!」
「駄目。あなたは負けたんだから。敗者にそんなことを言う権利があると思ってるの?どうせならこのまま口まで貫いてあげようか…?」
その言葉にカナタは凍りつく。そんなことをしたら死んでしまう、としか思えなかった。しかし、自分が死んでしまっても葵は構わないのだろう、とも思った。

「うわああああああああああああああああああ!!!!!!」
突然、大きな声を上げるカザミが頭上から槍を掲げて葵へと襲い掛かった。倉庫から引っ張り出してきたものだろう。
カザミはまだコスチュームを身にまとうだけの魔力も回復していなかった。だから裸のまま、魔力を使わずとも扱える武器を持ち出してきたのだ。しかし葵はそれに気づいていたし、その程度の攻撃で葵に傷をつけられるはずもない。
葵は避けることすらしなかった。ただ、葵を包む魔力が槍の攻撃を防ぎ、逆に槍のほうがボロボロと崩れた。ろくに魔力の回復していないカザミはそのまま地面に叩きつけられる。よろよろと立ち上がると葵を睨み付けた。
「カナタから離れなさい…でないと…」
「でないと?あなたに何ができるんですか?」
カザミは言葉に詰まる。実際、何もできるはずがないのだ。ただ姉として、妹が苦しんでいるのを黙ってみていることなどできなかった。
「馬鹿ですね。何もできやしないのに飛び出してきて。私の獲物になるだけなのに。」
葵が手をかざすと、衝撃波が放たれた。カザミは成す術もなく吹き飛ばされる。
「う…ぐぅっ…」
それだけで、カザミはもう動くことすらろくにできない。
「せっかくですし、あなたにも参加してもらいましょうか。」
葵はカナタのアナルから触手を勢いよく引き抜く。カナタの体は大きく震え、うめき声が漏れた。
葵はカザミに近寄ると、その右手を強く掴む。
「ぐぅっ!!!」
まだ完治していない右腕を掴まれる痛みに、カザミは呻く。
葵はそれを分かった上で、さらに力を込めた。そして思い切り捻ると、大きな音がしてカザミの腕が折れる。
「うぎああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」
「お姉ちゃん!!お姉ちゃんっ!!!」
カザミの吼えるような悲鳴が辺りに響き渡った。同時にカナタも涙を流しながら叫ぶ。
恐ろしいまでの腕の痛みに苦しむカザミの腹を、葵は思い切り蹴り上げる。そしてまるでサッカーボールでも蹴るかのように何度も蹴り飛ばし、カナタのそばまで連れて行った。

「さて、それじゃあちょっとあなたの体を使わせてもらおうかな。」
カザミだけに聞こえるように囁くと、葵は地面でのた打ち回り痛みに耐えるカザミに手をかざす。その手から放たれた光は、カザミの体を包み込んだ。
すると、カザミは奇妙な感覚に襲われる。自分の体がまるで自分の体ではなくなったような感じがした。痛みも、そのほかの感覚も相変わらずある。それなのに、体が一切言うことを聞かない。
(何…これ…!?)
口も言うことを聞かず、喋ることもできなかった。体は自分の意思とは無関係に動く。カザミの体はゆっくりと立ち上がった。
(ああああああっっ!!!)
カザミは心で悲鳴を上げる。カザミのことなど何も考えないその体は、折れた右手で体を支えながら立ち上がったのだ。鋭い痛みがカザミの右手を襲った。それだけではない。体中が悲鳴を上げている。本来なら動くこともできないような状態であるのに、無理矢理に動かされているのだ。凄まじいほどの苦痛だった。
そのままカナタへと歩み寄る。左手でカナタの顔を撫でるように包んだ。
「お姉ちゃん…何するの…?」
カナタは不安そうに呟く。カザミは弱々しく言葉を紡ぐカナタの唇に唇を重ねた。
「む!むうぅぅぅぅっっ!!!!」
カナタの瞳が大きく開かれる。姉に唇を奪われたショックに涙が滲んだ。
(やだ!やめてっ!!)
カザミは心の中で叫ぶが、体は言うことをきかない。さらに舌がカナタの口の中に入り込んだ。
「ふむぅっ!!ふむうぅっっ!!!」
カザミの舌はカナタの舌に絡み、歯を舐め、上あごを舐める。カナタは必死で顔を横に振り、逃れようとするが、強い力で押し付けられ逃れることができない。
やっと唇を離すと、唾液が糸を引き、カナタのローブの胸へと垂れた。

カナタの瞳から涙がボロボロと零れる。初めてのキスを姉に奪われてしまうなどとは想像もしなかった。このような絶望的な状況でも、多感な少女の心はこのような些細な悲劇に傷つく。
「ひっく…おねえ、ちゃんっ…なんで…?」
カザミの体が操られていることを知らないカナタはしゃくり上げながら呟く。何かが起きて、カザミが正気ではないのだろうということは頭で理解はできているが、心では割り切れなかった。
(カナタ…ごめん…ごめんね…)
カザミも心の中で泣きながら謝罪するが、その言葉はカナタには届かない。カザミの思いとは裏腹に、その体はカナタを愛撫しようと再び動き出した。
「ひぁっ!!やだ、やめてよぉっ!!」
カザミの左手はカナタの股間へと向かい、指でクリトリスを愛撫する。口は胸へと押し当てられ、ローブの上から乳首を探り当てるように軽く食む。
くすぐったさの中に滲んだ微かな快感よりも、姉に性感帯を弄られているという悲しみがより強くカナタを蝕んだ。
「おねがいっ…お、おねっ…おねえちゃん…やめっ、やめて…おねがいだからっ…!」
悲しみと恥辱とショックにまみれてカナタは泣きじゃくりながら懇願する。瞳から零れた涙が頬を伝い、首を伝い、服の中まで流れ込んだ。
(くそっ!!止まれ!止まれっ!!)
カナタの泣き顔に、酷くカザミの心は強く締め付けられる。自らの体を制御することもできない自分の不甲斐なさに怒りと悲しみがこみ上げた。

突然、カザミはカナタから離れる。するとカナタを壁にはりつけていた氷の矢が溶け落ち、カナタは地面へと落とされた。カナタが体の自由に気づく間も与えず、スライムがカナタの両手両足を拘束する。腕を後ろで縛られ、正座をするような姿勢にされた。
「それじゃあ、次は舐めさせてあげましょうか。」
カザミもカナタも、葵が放った言葉のその意味を理解できない。葵は何も言わずカザミへと歩み寄った。
(やっ!!)
葵はカザミの股間へと指を突き入れる。しかし、愛撫をするためではなかった。その指からスライムが放たれる。
(や、なに…これぇっ!!!)
カザミは自分を蝕む未知の感覚に恐怖した。何かが自分を侵蝕している。葵が手を離すと、カザミの股間からはスライムのペニスが生えていた。葵の時とは異なり、カザミの股間に根を張るように寄生している。
(やだっ!!!こんなの…!!)
カザミは心で悲鳴を上げる。カナタは姉の股間から生える異物に顔を赤らめ、目をそらした。
しかし二人の気持ちなど意に介さず、カザミの体はカナタへと迫るとカナタの髪を掴んで、ペニスを目の前に突き出す。
「いやっ!!!やだ…やめてよぉっ!!」
顔を背けようとするが、根元まで掴まれた髪がもがれてしまいそうな痛みにそれもできない。
カザミの体はそのペニスを強引にカナタの口に突き入れた。
「むごっ!!ん゙ごぉぉっっ!!!」
(や、やああぁぁっ!!!)
カナタは挿入されたペニスの気持ち悪さと、姉から生えるペニスを舐めるというあり得ないはずの出来事の恐ろしさに呻く。
一方、カザミは神経まで侵蝕したペニスから伝わる未知の、男性的な快感に戸惑っていた。カザミに寄生したペニスは常に大量の媚薬をカザミに流し込み、さらにカザミを責め立てる。凄まじい快感と押し寄せてくる欲望はカザミの心までも侵蝕しようとしていた。
カザミの心の中で、妹を欲望のままに犯してしまえと囁く声がする。それは他の誰でもない、カザミ自身のものだ。カザミは必死でその思いを否定する。こんなこと自分が思うはずがない。これは葵が自分の心に流し込んでいるのだと言い聞かせた。しかし、そのような事実はない。紛れも無くカザミ自身の心の中に芽生えた欲望だった。強力な媚薬の効果によるものではあるが。
「むぐぅぅぅっ!!むぁぁぁっ!!ふむぁぁっ!」
カナタは涙を流しながら何かを訴えるが、言葉にはならない。舌に押し付けられるスライムのペニスのブヨブヨとした感触に吐き気がこみ上げる。
そのカナタの姿を目にしたカザミの中の欲望はさらに高まった。自らの妹を犯している。その背徳的な快感がカザミを襲う。
(駄目っ!何考えてるの…カナタはこんなに苦しんでるのに…っ!!)
しかし、カザミの心は欲望に屈してしまいそうになっていた。このまま欲望に抗わずに、流されてしまえば楽になれるのか…。
ふと、カザミの体を一際大きな快感が突き抜ける。同時にペニスから大量の精液が放たれた。
(ああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!)
「ぅむっ!!ん゙むぅぅぅぅぅっっ!!!!」
カザミは快感に悶え、心の中で叫ぶ。放たれた大量の精液はカナタの口を満たし、喉へと流れ込む。それでも入りきらないものがペニスの間から溢れ出た。
カザミが体を引くと、前傾姿勢でペニスを咥えさせられていたカナタの体はバランスを崩し、前のめりに突っ伏した。
「んぐぅっ!!」
顔から地面に衝突するカナタ。射精により魔力を奪われ、脱力感で身動きがとれない。衝撃で口の中の精液が吐き出され、溜まりを作った。

そんなカナタの姿にさえ興奮を覚えてしまうカザミは混乱し始める。自分が自分でなくなってしまったようだ。体の動きを奪われただけではなく、心までも操られてしまっているのかと思い始める。さらに流し込まれる媚薬に、カザミの体は未だかつて経験したことのない、射精の欲求に襲われていた。
(何なの、これ…駄目…我慢ができなくなりそう…)
いつしかカザミは自分の体が自由になっていることに気が付く。しかし体を包む未知の感覚に耐えることだけで精一杯で、身動きがとれなかった。
「どう?妹さんを犯してあげたくなってきたんじゃない?思いのままに蹂躙してやりたくなったんじゃない?」
葵はカザミをなじる様に言葉を投げつける。
「ふざ…けないでよっ!!そんなこと…」
「あるわけない?」
何とか搾り出したカザミの言葉を遮り、葵は笑みを浮かべながら言う。
「じゃあ試してみましょうか。本当かどうか。」
葵の笑みは極めて邪悪な色を見せた。カザミはその笑みに恐怖を覚える。一体何をするというのか。そして、自分は本当にこの欲求に耐え切れるのか。不安がこみ上げる。
葵は地面に突っ伏したまま動けないカナタの体を触手で掴み、上体を起き上がらせると、服の裾から触手を大量に入りこませた。
「やだ…もうやだよぉ…」
カナタはもう抵抗の言葉にも力がない。姉に口を犯されたショックと脱力感に目もぼんやりと虚空を見つめている。
服の中で触手は蠢き、カナタの全身を舐めるように刺激する。その動きは次第に激しくなり、同時に服の波打ち様も激しくなった。そして、内側から弾けるようにカナタのローブが破かれた。下着もつけていない小さな胸が晒される。
「やっ!!やだ!見ないでぇっ!!」
「あら、恥ずかしがっちゃって。もうお尻も口も犯されちゃったのに、おっぱいぐらいでそんなに恥ずかしがることもないでしょう?」
顔を赤らめながらも、身動きがとれずに何もできないカナタを葵は意地悪く言葉で虐める。
カザミはそのカナタの姿から目をそらすことができなかった。カナタの柔らかな素肌に、胸に、乳首に興奮が逆撫でされる。
触手はカナタの体中に張り付き、全身を愛撫し始めた。クリトリスに吸い付き、陰唇を、首筋を、足を撫で上げる。
「くぅぅぅっっ!!!」
触手からは少量の媚薬が分泌され、カナタは微かな快感を覚え始めた。ほんの少しだけ、その声に甘いものが混じり始める。葵にはカナタに快楽を与えてやるつもりはなかったが、この先の絶望を味わわせるためには必要なものだった。
葵も自らその手を伸ばし、カナタの桃色の乳首を摘む。
「ひゃぁぁぁっ!!」
カナタは乳首から体にほとばしる快感に体を跳ねさせる。カザミはその声にさらに欲望を募らせ、体をガクガクと震わせながらそれに必死で堪える。
「やっと少し感じるようになったのかな?こんなに小さいのに淫らなのねぇ。」
自分が触手に分泌させた媚薬のせいであるにも関わらず、楽しげにカナタを責める葵。その言葉にカナタは戸惑う。
「ち…ちがうっ!私は…そんなこと…ひゃぅぅぅっ!!!!」
否定の言葉も最後まで口にできずに、葵の指に捻られた乳首の快感でカナタは嬌声を上げた。もうこれ以上媚薬を分泌する必要は無い。もうカナタは快感を覚えてしまった。これ以上やると、葵のこの後の楽しみが減ってしまう。
触手は動きを激しくし始めた。クリトリスを思い切り吸い上げ、体中を熱を生じるほどに擦り上げる。乳首を弄る葵もさらに責めを激しくする。捻り上げ、噛み付き、すり潰すように歯を動かす。
「ひぃぁぁっ!!!やだ…私、おかしくなっちゃうっ!!!気持ち悪いのに…気持ち悪いのに…気持ちよくなっちゃう!!!」
カナタはもう自分を包む快感に抗うことが出来なくなっていた。さらにカナタには未知の感覚がこみ上げる。
「いや…なにか、くるっ!!やだよぉっ!私、こんなのっ…!!ぅあああああああああああんんんっっっ!!!」
ビクビクと体を痙攣させて、カナタは遂に生まれて初めての絶頂に達する。媚薬の効果で、処女であるというのに秘所からは潮を吹いてしまった。
触手と葵が離れると、カナタは今度は横向きに倒れる。絶頂の余韻に体を包まれ、身をよじっていた。

(駄目…ごめん、カナタ。もう無理っ!!!!)
絶頂を迎えたカナタのあられもない姿に、カザミは遂に欲望に逆らえなくなる。突き上げるような衝動がカザミを突き動かした。カザミは折れた腕の痛みなど麻痺してしまったかのように強くカナタに抱きつく。胸にむしゃぶりつき、何度も噛む。カザミの整った歯型がカナタの胸に刻まれた。
「いや…やめてよ…お姉ちゃん…」
絶頂後の敏感な体を弄られ、快感に悶えるカナタはその拒絶の言葉にも力が込められない。そのカナタの様子にカザミは興奮をさらに増した。
そして辛抱できずに、ガチガチに固まり、反り返ったペニスをカナタの中へと勢いよく挿入する。処女である妹のことなど考えることもせずに。
「ぅああああああああああああっっっっっ!!!痛い!!いたいいいいぃぃっ!!!」
カナタは処女膜を乱暴に突き破られた痛みに叫ぶ。姉に生えたペニスで処女を貫かれるという信じられないような陵辱に、絶望が心に広がっていった。膣から血が流れる。
カザミはカナタの叫びに快感以外の何も感じることは無かった。完全に欲望に支配され、射精を求める以外のことは頭に無かった。容赦なくピストンを始める。
「うぎぃぃっ!!や、やぁぁぁっ!!ふっ!ぐぅっ!!いぎぁあああああっっ!!!」
カザミのペニスは膨れ上がり、今やカナタの細い腕ほどのサイズになっていた。細いとはいえ、秘所に挿入するには大きすぎるサイズだ。
膣壁を削り取られるような痛みと、子宮まで入り込み、最奥を突き上げる刺激にカナタは頭をブンブンと振りながら叫び声を上げた。
「おねがいいいぃぃっ!!!おねがい!!やめて!!おねえちゃん!!しんじゃう!!しんじゃううぅぅっっっ!!」
カナタの悲痛なまでの懇願の叫びが周囲に響く。カナタはこの十分足らずでどれだけの涙を流しただろうか。涙は未だ枯れることなくカナタの瞳から零れ続ける。
そんなカナタの思いもカザミに届くことはない。姉妹の間に流れる魔力のリンクから微かに伝わるカナタの絶望感すら、今のカザミには快感となっていた。
「ふ…ぐぅぅっっ!!ひぎぃぃっ!!!」
カナタはもう自分の言葉が姉に届かないことを知り、諦めてしまった。ただ力なく陵辱に身を委ね、苦しげな叫びを喉からひねり出すだけだ。
カザミはピストンのスピードを上げる。カザミの興奮の高まりに比例するように、ペニスがさらに一回り膨らんだ。
「ふぎっ!!?いだいいだいいだいいぃぃぃっっっっ!!!!」
カナタの叫びにさらにペニスはその膨張速度を上げていく。それがさらにカナタの悲痛な叫びを生みさらに膨張する。地獄のようなループを生んだ。
「あ…ぐ…ああぁぁ…」
カナタの喘ぎも弱々しくなり始めた頃、やっとカザミは射精を迎えようとしていた。カナタの膣壁や子宮口をボロボロにしながらピストンを続ける。
カナタの秘所からの出血に赤く染まったペニスが容赦なくカナタを貫く。そして、大量の精液が破裂したかのような勢いでカナタの中へと放出された。
「ふぁあああああああああああああああああああああああっっっっっっっ!!!!」
その凄まじい衝撃にカナタは精一杯の咆哮を上げる。子宮の中に長々と注がれる精液は子宮をパンパンに膨らませ、カナタの腹を中から押し上げる。
「ふぐ…ぐぅぅぅっ…」
腹を中から圧迫される鈍い痛みに、カナタの喉から低い呻き声が漏れた。カザミがペニスをカナタの中から抜くと、勢いよく精液が噴出する。
「は……か…ぁっ……」
カナタは息も絶え絶えの状態で地面に横たわる。太ももは子宮から溢れた精液で赤と白に染まっていた。

カザミはふと我に返る。自分が一体何をしてしまったのか今更になって認識し、深い罪悪感と絶望感が襲った。一気に脱力してしまい、倒れたまま動けない。
葵はカザミに歩み寄る。
「どう?気持ちよかったでしょう?妹の処女を奪っちゃったんだもんね。爽快だったんじゃない?」
葵の憎らしい言葉がグサリとカザミの心に刺さり、傷を抉る。カザミは何も反論できなかった。自分が妹を犯したのは紛れも無い事実だった。
葵は動けずにいるカザミのペニスに手を伸ばすと、カザミに寄生しているそれを無造作に千切り取った。
「うぎゃああああああああああああああああああっっっっっ!!!!
カザミは凄まじい叫びを上げる。神経が繋がっていたのだ。その痛みは想像を絶するもののはすだった。葵は身を切るような痛みに苦しむカザミと指一本動かせずにいるカナタを見て邪悪な笑みを浮かべる。陵辱は最後の局面を迎えようとしていた。


葵はスライムの触手を伸ばし、二人を拘束する。カナタの顔をカザミの胸に埋めるような形で二人一緒にきつく縛り上げた。
「む…んぐぅ…」
「くぅあああああっ!!!」
力なく呻くカナタと痛みに叫ぶカザミ。葵は二人の秘所に何本もの触手を挿入した。
それは人の腕よりも太いほどの束となり、二人の割れ目をこじ開けるように強引に中へと侵入する。
「ぎっ!!あ、が…がぁぁぁぁっっ!!!」
「うぁぁぁぁっっ!!!ひぎぁぁああああああああっ!!!」
もう思い切り叫ぶだけの力の無いカナタと大きな声で叫ぶカザミの、姉妹の声が歪なハーモニーを成す。
葵は満足げに微笑み、そして残酷なほどに激しく触手を動かした。
完全に二人の秘所は裂けており、触手が動くたびに血飛沫が飛び散った。子宮の中で動き回る触手は二人の腹を波打たせる。
「うぐっ!!!ご、がぁああああっ!!!!」
「ぎぃぁあああああっっ!!!ひぎっ!!!あああああああああっっっっ!!!」
苦しみにカザミがバタつかせる足に波打つ腹を蹴られ、酷い痛みがカナタを襲う。
一方カザミの腹はカナタの胸で押しつぶされるように形になり、中と外の両方から圧迫される苦しみにカザミはさらに大きな声で叫んだ。
さらに葵は、カナタのアナルへと数本の触手を向かわせる。少しだけ細めの触手はカナタのアナルの中へとズブズブと侵入した。
「うぐっ!!!ぐぎぃぃぃぃぃっっ!!!!」
前の穴に挿入された触手だけで限界に近かったカナタの腹はさらに圧迫され、痛みにカナタは搾り出すように叫ぶ。
触手の一本がカナタの内臓を逆流する。カナタはぼんやりとした意識の中でそれを感じ取り、酷い恐怖に駆られた。
「ぐぅぅっ!!!ぎぃっ…いやぁぁぁっっっ!!むりむりむりぃぃぃっ!!!!しんじゃう!!!ぜったいにしんじゃうぅぅぅっっ!!!」
そんなこと、葵が気にするはずも無い。どうせ最後には殺すつもりでいるのだ。ただ、この程度で魔法少女は死なないということは分かっていた。
「うぐっ!!ごえぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!」
カナタの口から触手が飛び出す。その触手は長く、カナタの口から数メートルもあろうかという程に伸びた。
カナタは呻き声を上げ、ショックで気を失う。体がビクビクと痙攣していた。それでもまだ心ではいないようだ。
「ぅぐ…カナタ!!!カナタっっ!!!!」
カザミが妹を気遣うように叫ぶが、カナタは全く反応しない。しかしカザミには他人を気遣っている余裕など無かった。
カナタの口から飛び出た触手は次はカザミの口へと侵入した。
「うぐっ!!!!!うごおおおおぉぉぉぉっっ!!」
勢い良く喉を突かれ、カザミは痛みと苦しみに呻く。触手は喉をどんどんと奥に進んでいく。
今度はカナタとは逆に口からアナルへとカザミを串刺しにしようとしていた。
「うげぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!んぐっ!!!んぐぅぅぅっっっっ!!!」
触手はカザミのアナルから突き出る。遂に姉妹を同時に串刺しにしてしまった。
そしてその長い体を強く波打たせ、二人を中から激しく刺激する。
「うごぉぉぉぉぉっっっっ!!!!」
「がああああああっっっっっ!!!!うごぉっっ!!!」
カナタは凄まじい痛みに気を失っていることなど出来なかった。また地獄に舞い戻り、カザミと共に苦しみの叫びを上げる。
アナルから口を貫かれ、秘所はいくつもの触手に満たさせ犯される二人の体はもう限界だった。それを悟ってか、触手はスパートをかける。
二人の体はそれまで以上に大きく揺れ、喉から苦しげな呻きが漏れる。そして、遂に触手が射精を迎えた。
「ごえぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!うぐぉおおおおおおおおっっ!!!!」
「うぐぇぇぇぇぇっっっ!!!あがあああああああああああああっっっっ!!!!!!」
腹を満たす触手は子宮の中に絶対に入りきらないほどの精液をぶちまけ、アナルを貫く触手はその表面に無数の穴を作り出し、二人の消化系全体を精液で満たす。
カナタの腹は臨月の妊婦ほどに無理矢理に内から膨らませれ、口とアナルから精液が溢れ出た。
カザミは腹をカナタの胸で押さえつけられているため、腹が圧迫され、触手の隙間から精液が漏れ出た。もちろん、口とアナルからも噴出している。
秘所を貫いていた触手が抜かれると、二人の子宮に溜まった精液が滝のように流れ出た。二人を拘束していた触手も離れると、カナタのアナルから口を介してカザミのアナルへと貫く触手のみが二人を支えていた。その触手が一気に引き抜かれると、二人は地面に出来た精液の海に沈む。

カザミは陵辱の前からほとんど魔力が残っていなかった。だから、この陵辱に耐えることなど出来るはずも無い。その瞳からはすでに光が消え去り、呼吸をしていなかった。
カナタは辛うじて生きていた。それでもほとんど全ての魔力を吸い取られ、虫の息といっていいほどだ。
「お…ねえ…ちゃん…」
カナタは這うようにして、もう動かない姉へと近づく。何とか手を伸ばし、カザミの手を掴んだ。
その瞬間、カナタの秘所を極太の触手が貫いた。
「か…はぁぁっっ!!!」
それは突き破るのではないかというほどにカナタの腹を内から突き上げた。外からでも触手の形が見て取れる。触手の表面から、棘のように、放射状にさらに触手が伸びる。それはカナタの子宮を原型をとどめないほどに変形させた。
子宮が壊れたのかもしれなかった。あまりの痛みにカナタはそれを判断することも出来ない。触手はすぐに精液を流し込んだ。
「ぎゃぁあああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっ!!!!!」
それはカナタの最後の悲鳴だった。体に残された全ての力を使い、出来る限りの大声で叫んだのだ。
カナタの秘所から溢れた精液は精液の海のかさを少しだけ増やす。そして、その中でカナタは魔力を吸い尽くされ、姉の手を握り締めながら力尽きた。


葵は吸収した魔力に満足する。暗い笑みを浮かべると、次なる獲物を求め、何処かへと飛び去っていった。