(あれから何日たったんだろう・・・)
目隠しをされた暗闇の中で、瞳はふとそう思った。
彼女は全裸にされ、手首と足首に革の拘束具をはめられた上、
鎖で暗く澱んだ空気の部屋に監禁されていた。
目隠しも、手枷足枷も、どんな時でもはずしてもらえなかった。
食事は犬のように口だけで食べさせられ、排泄物は垂れ流し。
監禁中はほとんどボールギャグをかまされている為、口からはみっともなく涎が流れている。
首には鉄の首輪が嵌められ、壁のフックに鎖で繋がれている。
家畜以下の扱いの、あまりに惨めな状況。

気だるい意識の中で、瞳は今まで自分の身に起こった出来事を思い出していた。
キャッツアイの前に突然現れた、キャッツの名前を勝手に使う女怪盗。
それが全ての始まりだった。
金髪の偽キャッツを追った瞳は、ビルの屋上で彼女を待ち伏せ、そして戦った。
だが瞳は偽キャッツのタフさとパワーに手も足も出なかった。
金髪の女に立ち上がることすらできないほど叩きのめされた瞳は、
最後にスタンガンを首筋に当てられ、失神した。瞳が覚えているのはそこまでだった。

(これが夢なら早く覚めて…。)
何度もそう思った。しかし、瞳が負けて監禁されたのは紛れもない事実だった。
その証拠に冷たいコンクリートの床の感触がずっと瞳を包んでいる。
そして考える思考さえも麻痺しかかった頃、
カチャっ…。
部屋の鍵が開けられる音。瞳は、咄嗟に耳を澄ました。
ギィィィィ
鈍い音がして、金属製の扉が開く。いつもの悪夢が始まる合図だ。
コツン、コツン…。
瞳を汚す陵辱者の足音が少しずつ近づいてくる。相手はわかっていた。
偽キャッツとして瞳を叩きのめし、彼女をここに監禁した金髪の女怪盗カトリーヌだ。
瞳を拉致した彼女はもう何日も何日も瞳を虜辱しつづけている。

「んうっ!」
唐突に瞳の乳房が鷲づかみにされる。
陵辱者が側に来た恐怖にビクンと瞳の腰が浮く。
「相変わらずいい乳だねぇ・・・大きくて・・・柔らかくて・・・それでいて弾力があって・・」
カトリーヌの大きく硬い手の中で瞳の乳房が形を変える。
「んうっ…」
ボールギャグをかまされた口から声にならない呻きが漏れた。
「さあ私の可愛い子猫ちゃん。今日もかわいがってあげるよ。」
陵辱の始まりを告げる、嘲笑するような声。
あるべき黒い茂みを完全に剃り落とされた股間にカトリーヌは手を這わせる。
(イヤぁっ)
無理やり与えられる悦楽を何とか振り払おうと、首を左右に振り立てる。
そのたびに自慢の黒髪は乱れ、噴出していた汗がまわりに飛び散る。

カトリーヌは的確に瞳の快楽のツボをとらえていた。
「むうんっ・・・ん・・・ん」
ボールギャグで声にならないうめきが瞳の口から漏れる。
「嫌がることないじゃないか。これだけ汚されてまだ人並みの羞恥心があるのかい?」
監禁されるまでは恋人にすら触らせたことがなかった瞳の女の部分に
カトリーヌは長い指を2本挿入する。
少しかき回すと、苦悶の液体がジクジクと垂れ落ちてきた。
「ほうら、あんたのおまんこ、もうこんなに濡れているよ。」
カトリーヌはより深くまで達するように指を突き立てこねくり回す。
クチュッ、クチュッと肉と愛液の生み出す淫猥な音発され、それは瞳の耳にも入ってきた。
「ん・・・んん・・・・・」
頭を横に振り乱しながら、彼女の愛撫に必死に抵抗を試みる。
しかし、連日の陵辱は確実に瞳の感度を上げていた。
瞳が何度抵抗しても逆に甘い蜜をたっぷり流しつづけてしまう。

「そろそろ気持ちよくしてあげるよ。」
性器への責めを続けながら、カトリーヌの唇が瞳の乳首を甘噛みした。
カリッ・・・
「んんっ!」
いきなり胸に痛みが走る。乳首は瞳の一番弱い場所だった。
ここ数日の陵辱で瞳の性感帯を知り尽くしたカトリーヌは、
確実に瞳を恥辱のゴールに向かって運んでいた。
「んうっっ!!!」
倒錯した環境の中で開発された肉体は、金髪の女怪盗の責めにあっさりと屈した。
ボールギャグの下から矯正をあげた瞳が一度天を仰ぎ、そしてうなだれる。
だらしなく流れていた涎が胸の谷間に落ち、身体を伝わってゆっくりと床に落ちた。

「そんなに気持ちよかったのかい?私のかわいい瞳ちゃん。」
絶頂の余韻がまだ解けていない瞳はうなだれ、大きく肩で息をついている。
「いい加減そろそろ私と手を組む気になってくれないかな?今ならまだ間に合うよ。」
静かに瞳は首を振る。
パシッ
加減のないビンタに瞳の顔が横に振れた。
「この野良猫はまだ躾が足りないみたいだねえ。」
わざと呆れるように言うと、カトリーヌは瞳の首輪の鎖を掴みながら立ち上がった。
彼女は瞳の背丈よりも高い場所にあるフックに繋がった鎖の長さを調節して、
瞳を立たせたままの状態にする。
そして、両足の足枷の鎖を互いに逆方向に引っ張り、瞳の足が閉じられないようにした。
後ろ手に縛られたまま大股開きで立たされた瞳は、漢字の人という字のような形で固定された。
(な・・・何をするの・・・)
見ることも、抗議の声もあげることもできないまま、
瞳はただ暴虐な飼い主の次の行動を待つしかなかった。
不安と恐怖が重く重くのしかかってくる。

ヒュン
頭の上でヒュンという風を切る音を聞くと同時に、瞳は左肩に切り裂くような痛みを感じた。
「ンウッ!」
瞳の白い肌には赤い鞭の傷が浮き上がっていた。
(な・・・なに?・・・)
バシッ!
疑問に思う暇すら与えず、太腿に先程の一発とは比べ物にならない痛みが走る。
「ンッ!ンウゥッ!」
悲鳴を上げる瞳へと二度、三度と鞭が振るわれる。
鉄の首輪を首筋に食い込ませながら、鞭が当たるたびに上半身を揺れていく。

嵐のような鞭の連打が止むと、がっくりと瞳がうなだれた。
「いいザマだね。」
全身にいくつもの赤い鞭をつけた無惨な姿の瞳をカトリーヌが嘲笑する。
瞳は頭を上げることも出来ず、ただ苦しげに息をしていた。
カトリーヌの使う鞭は只の皮鞭なのだが、振るう人間の力が尋常ではない。
更に鞭が見えないことが瞳の苦痛と恐怖を何倍にも増幅させている。
(も・・・・・・もう・・・・ダメ・・・・)
瞳が心の中で弱音を吐く。だがカトリーヌに容赦は無い。
ピシッ、と瞳の足下を鞭で打ち付けると、責めを再開する。
ビシッ、バシッ、ビシッ、バシッ
うなりをあげて、何度も鞭が瞳の肌に叩きつけられた。
「ンッ!ンゥッ!ンンッ!ングゥッ!」
ボールギャグをかみ砕かん勢いで噛みつきながら瞳は苦痛に耐える。

ビシッ
「ングゥッ!」
乳房に鞭が振り下ろされる。瞳は乳首が爆発したように感じた。
痛みに身もだえ、頭を後ろに反らす。長い髪が、その動きに大きく揺れる。
ふッと気が遠くなった瞳だったが、続いての言葉が瞳を正気に返らせた。
「次はもっといい所を狙ってやるよ。」
瞬時に瞳はどこを鞭打たれるのか察した。
(や・・やめて・・・・)
瞳は心の中で同姓の陵辱者に哀願していた。
恐怖に身がすくみ膀胱が弛みそうな気分になっていく。
バシッ
瞳の足下で鞭が弾ける。その音に、瞳の身が凍り付く。
間合いを測ったカトリーヌは、スナップを利かせて鞭を瞳の股間に放った。
ビシィッ!
柔らかい性器を切り裂くように決まった鞭の先端が、クリトリスの上で炸裂した。
「!!」
あまりのことに声が出ない。
痛みを通り越した刺激に頭の中が真っ白になる、そして瞳の意識は途切れた。
「もう失神したのかかい?だらしないねえ・・・」
首筋を首輪に食い込ませ、ぐったりと瞳がうなだれる瞳を見下ろし、低く笑いながら、
カトリーヌは次の責めを考えていた。


「う……あ」
「あら、ようやくお目覚め?」
「……っ!?」
全身に走る鈍い痛みに小さく呻いた瞳が、嘲けるような女の声に反応してばっと顔を上げる。
最初に瞳が見たのは、薄暗い部屋の中に立つ金髪の大女だった。
「えっ・・・・見える?」
立ち上がろうとして、瞳は己の手と足も自由になっていることに気がついた。
「ど・・・どういうこと・・・・?」
相変わらず全裸ではあるが、瞳を拘束し続けていた忌まわしい拘束具はその全てが外されていた。
久しぶりに自由になった身体を立ち上がらせる。目の前では、カトリーヌが不敵な表情で笑っていた。

「ここから逃げたいかい?」
瞳が小さく頷く。相手の意図は全くわからなかった。
ただこの地獄から逃げたいという思いがそうさせていた。
「これがこの部屋の鍵だよ。」
胸元から銀色の鍵を取り出したカトリーヌがそれを親指で弾く。
チリーンと音を立てて小さな鍵が床の上に転がった。
「鍵はもちろん本物だよ。逃げたければあれで扉を開けて逃げな。
「・・・・・何を企んでいるの?」
鍵を見て、面食らった瞳はもう一度見上げて問いかける。
「疑うのは勝手さ。でも、こんなチャンスはもう二度とないよ。」
どうしても私にペットとして飼ってもらいたいというなら話は別だけどね。」

「・・・・・・」
少し思案して、瞳はカトリーヌに向かって歩き出す。
そして彼女に跪くようにしてしゃがみ、鍵に手を伸ばした。
だが、瞳が鍵を撮ろうとした瞬間、カトリーヌの足が鍵を踏みつけた。
「ほら、どうしたんだい、鍵はここだよ。」
カトリーヌは爪先を少しだけ浮かせて全裸の女怪盗に鍵を見せる。
「馬鹿にしないでっ!」
瞳が、強引に足を退かせようとカトリーヌの足首をつかもうとする。
すると鍵を踏みつけていたカトリーヌの右足が上がり、瞳の手を思い切り踏みつけた。
「あうっ!」
手の甲を踵でグリグリと踏みつけられ瞳が小さく呻く。
「泥棒なんだろう?欲しいモノがあったら奪ってみせな。」
言いながら、カトリーヌはサッカーボールでも蹴るように瞳の脇腹を蹴り飛ばした。

「がはっ!」
ゴロゴロと横になって床を転がった瞳は脇腹を押さえて悶える。
「鍵を拾うのはあんたの勝手。でも、その前に、私を倒して行くんだね。」
「き・・・・・汚い・・・・・」
恨めしそうにそう言うと、瞳は壁を背にしてなんとか立ち上がった。
度重なる陵辱と拷問で身体は既に限界を超えてる。
だがそれでも瞳は、腕を上げて構えをとった。

「それでいいんだよ・・・さあ、第二ラウンドといこうじゃないか。」
楽しげな笑みを浮かべ、瞳にゆっくり近づくカトリーヌ。
勝敗の決まりきった戦いが始まった。
カトリーヌは瞳に向けて大振りな回し蹴りを放つ。
「くっ」
よろめきながら間一髪の所で蹴りをかわす瞳。
かわしたところに、モーションの大きなパンチが襲ってきた。
その緩慢な攻撃を寸前でかわした瞳はカトリーヌの横に周った。
「やあっ!」
首筋に手刀を叩き込む。
その辺りの警官くらいなら一撃で失神させる、瞳の得意の一撃だった。

だが、カトリーヌはまるで効いたそぶりも見せずニコリと笑うと、瞳の腕を掴んだ。
「こんなものがあたしに通じるとでも思うのかい?」
言いながら、力任せに瞳の右腕を捻り上げる。
「ああっ!」
苦悶の表情を浮かべる瞳。
あいている左手でカトリーヌの手をふりほどこうとするが、
女とは思えない握力で握るカトリーヌの手はびくともしない。
「うぁぁぁ・・・・・」
汗で全裸の身体をびっしょりと濡らした瞳は、
必死にカトリーヌの手を剥がそうと手に力を入れる。
そんな瞳の様子をカトリーヌは手に腰を当てながら眺めていた。
「さあて、そろそろこっちから仕掛けようかねえ。」
突然、カトリーヌが瞳を抱え上げた。
そして強烈なボディスラム1発。
「あぅっ」
更に仰向けに倒れた瞳の腹を体重をかけて踏みつける。
「げふっ!」
息が詰まり、がはっ、がはっと身体を丸めて咳き込む瞳の前髪を掴んだカトリーヌは、
ウェイトリフティングでもするように瞳を頭の上に高々と抱え上げた。
「あぁ………」
瞳は恐怖のあまり、声もでない。
そして、カトリーヌはは軽く反動を付けると、瞳を放り投げた。
なすすべもなく宙を舞った瞳の身体は壁へと叩きつけられ、そのままずるずると滑り落ちる。
「うぁ・・・あ・・・」
瞳は四肢を脱力させ床に転がっていた。
もともと万全の状態でもまるで敵わなかった相手である。
カトリーヌに対する闘争心などもう瞳には欠片も残っていなかった。
残っているのは心に植え付けられた敗北感と恐怖心だけだ。

攻撃の手を止めようとしないカトリーヌが倒れたままの瞳に近づく。
逃げる間もなく腕をつかまれ、抱え上げられた。
「いぎゃあっ」
瞳の背中がカトリーヌの膝に落とされる。
いわゆるS式バックブリーカー。
背骨が折れるかと言うほどの衝撃に瞳の呼吸が一瞬停止する。
だがしかしカトリーヌは瞳を休ませることなく頭を下にして抱え直した。
「やめて・・・・・・・・」
目を潤ませ哀願のまなざしをカトリーヌに向ける瞳。
だがカトリーヌは瞳に情けをかけるつもりは毛頭無い。
うめく瞳に構わず、腰を落とすカトリーヌ。
「キャァァァァッ!!」
脳天直撃の強烈なパイルドライバーが決まった。
「ふぐうぅ」
瞳は奇妙な息を漏らした。
カトリーヌが腕を離すと、完全に弛緩した瞳は床に仰向けで倒れた。
半眼で意識はもうろう。ピクリとも動かない。
カトリーヌは瞳の無造作にけっ飛ばす。
全身が弛緩している瞳は、床を転がっていき、部屋の隅でクニャッと倒れる。
「あ…う…」
瞳にとっては不幸なことに、奇跡的に意識は残っていた。

足で瞳を仰向けに転がしたカトリーヌは、瞳に覆いかぶさった。
その顔は笑っているが、底には残忍な色を含んでいる。
「誰が主人か、体に教えておいてやるよ。」
カトリーヌは瞳の胸をわしづかみにした。
「あぐああぁぁぁ!」
凄まじい握力で瞳の左の乳房をつかみ、そのまま瞳を立たせる。
失神寸前だった瞳はたちまち絶叫を上げた。
「たすけてっ、ヒィッ、ヒッィィィッ!!」
瞳が泣き叫ぶが、指が胸へ食い込み締めつけは更に強まっていく。
更にカトリーヌは至近距離から拳を叩き込んだ。
「アウッ!グフッ!ゲホッ!」
サンドバックのように何発もの拳が瞳の身体に突き刺さる。
胸を潰そうとするカトリーヌの腕をつかんでいた瞳の両手がダラリと下がる。

「どうしたんだい?そろそろ降参するかい?」
問いかけるカトリーヌに、目を潤ませた瞳が頷く。
瞳の胸を掴んでいた手が離れた。
がっくりと両膝を床に着いた瞳を、カトリーヌが勝ち誇った笑みで問いかけつつ、
顎を持ち上げ顔をのぞき込む。
「本当に降参する?」
「はい・・・・」
媚びるような声で瞳が答える。
「休ませてほしい?」
「はい・・・・」
本心からの台詞だった。もうこれ以上の暴行は身も心も耐えられない。
かつてカトリーヌを睨み付けたその目は、彼女に対する媚びる目に変わっていた。
顎を掴む親指と人差し指に力を入れて、くいっと瞳の顎を更に高く上げさせる。
「それなら、ご主人様の靴に服従をキスをしなさい。そうすれば休ませてあげるよ。」
言われるがままに跪き、カトリーヌの靴にゆっくり接吻をする。
あまり屈辱感は感じなかった。カトリーヌに対する恐怖心は、屈辱感や羞恥心をはるかに勝っていた。
「ふふふ・・・行儀よくなったじゃないか。」
ご褒美に、カトリーヌが足下に寄り添う瞳の髪を撫でる。

「瞳」
カトリーヌの呼びかけに、瞳が、ビクリと身体を震わせる。
「ほら、立ち上がりな。」
よろめきながら瞳は立ち上がると、カトリーヌの前でおとなしく首を垂らす。
「さっき、何でも言うこと聞くって言ったよねえ。なら、私の盗みを手伝ってくれるんだろう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・はい」
本心では、そんなことは絶対に受け入れられないことだった。
だが既に心を折り反抗する気力も失った瞳は、もうカトリーヌには逆らえなかった。
『飼い主』の暴力から逃れたい一心の哀れなペットの身体は、
意志とは別に主人の気に入る返事を口にしまうようになっていた。
「今日からあんたは私のペット。私の命令にはどんなことでも絶対服従。いいね。」
「はい・・・・・」
「明日からは、私が命じたものだけを身につけるんだよ。命令のない時は必ず全裸だよ。いいね。」
「はい・・・・」
「食事も、排泄も、私が命じた時以外は絶対に許されない。今日から少しずつ躾ていくからちゃんと覚えるんだよ。」
「はい・・・・」
「それでいいんだよ、可愛いねえ」

そう言った次の瞬間、カトリーヌは瞳の唇をむさぼるように奪い取った。
そのままカトリーヌは舌で強引に瞳の唇を割り、舌を瞳の口に進入させる。
「ふっ、はうっ」
淫らに絡み合う舌。
カトリーヌの手が先ほどまで握りつぶそうとしていた乳房に伸びる。
そして、彼女は傷ついた乳房を優しく愛撫し始めた。
瞳は無抵抗でされるがままになっている。
逆らえばまた暴力の続きが待っているのはわかっている。
もう何をされても逆らう気は起きない。
自分の口の中を這い回る舌に弄ばれいくうちに、最初に感じていた嫌悪感がだんだんと薄れてゆく。
次々と送り込まれてくる唾液をこくっこくっと嚥下して、甘い鼻息をもらす。
ややしばらくそうしてディープキスにふけった後、カトリーヌはようやく唇を離した。
解放された瞳は犬のように四つん這いになってハアハアと荒い呼吸を繰り返す。

続けてカトリーヌは左手を瞳の乳房に、右手を瞳の性器にあてがった。
「ん・・・・あっ・・・」
カトリーヌの執拗な愛撫が始まった。
くちゅ、くちゅ…
淫靡な音が研究室に響いている。
「あっ、あぅっ」
「いい声。」
身体を知り尽くしているカトリーヌの愛撫に、沸き上がる快楽の喘ぎを、瞳には抑えきれるはずもなかった。
「はうっ」
抑え切れずにまた瞳の喘ぎがもれる。
痛いほど硬くしこっている乳首をつままれ、もう片方の手が瞳の敏感な芽をいたぶり続ける。
「ふぁっ」
「もうイきそうなの?仕方ないねえ。」

カトリーヌが瞳の頭を掴んで、逆方向を向かせる。。
そして壁の脇にある小さなバックを指さした。
「いつものやつがあそこに入っている。
鞄ごと拾ってくるんだよ、瞳。ペットらしい格好でね。」
「・・・・・・・・・」
数秒躊躇してから、瞳は手を床に付き、カトリーヌに尻を向けて、
四つ足で小さな鞄の場所まで歩いた。
鞄まで行く途中に、銀色に光るモノが落ちていた。
(鍵・・・)
瞳の中で最後の葛藤が始まる。
逃亡を考えて、目線が扉に向かう。
だが、逃げようとすればカトリーヌが黙っているはずがない。
失敗した後のことを考えると、気力が萎えた。
「・・・・」
恨めしそうな表情で鍵を通り過ぎ、壁の側まで近寄った瞳は
口にくわえた鞄を引きずりながら来た道を取って返す。

カトリーヌの足下に戻った瞳は口を離し、鞄をカトリーヌに差し出した。
鞄を開けたカトリーヌは、黒光りする物体を取り出す。
黒光りする男根の形をしたディルドー。
処女を奪い、何度も犯し続けた忌まわしい淫具。
瞳がそれを見るのは初めてだった。
「これを私に着けさせるんだよ。」
ディルドーを受け取った瞳は言われたとおりに行動する。
ディルドーについた黒いバンドをカトリーヌの股間に巻き付ける。
腰の裏でバンドを固定すると、瞳の飼い主には疑似男性器が装着された。
「今度はこれだよ。」
更にカトリーヌは瞳に歯磨きよりも2まわりほども大きいチューブを渡した。
「これは?」
「媚薬だよ。即効性でしかも効果は協力。塗ると皮膚からすぐに吸収されるんだよ。すごいだろう。」
その薬の犠牲者となる予定のペットは哀願のめつきで見上げるが、カトリーヌは
「さっさとそれをディルドー、あんたの胸とおまんこにたっぷりと塗るんだよ。」
と冷たく言って突き放した。
観念した瞳はその巨大なチューブからたっぷりと秘薬を手のひらに押し出し、ディルドーに塗っていく。
カトリーヌの見張る中、根本から先端までベットリと塗りたくった後、
今度は己の胸と性器に塗り込んでいく。
カトリーヌが厳しい目で見張っている為、加減して塗ることは許されない。
チューブの中身を使い切ると、胸と性器はクスリでベチョベチョになってた。
たっぷりと媚薬が付着し、どろりと床に液がしたたり落ちるディルドーを突きつけながら
「さあ、床に四つん這いになって尻を突き出しなさい。」

自分の未来がわかっている瞳はノロノロと身体を動かす。
そして頭を床に着けたまま、カトリーヌに向かって尻を突き出すポーズをとった。
カトリーヌからは瞳の性器も肛門も丸見えになる。
「それでいいんだよ、私の可愛い子猫ちゃん。」
カトリーヌは腰にディルドーを装着すると、瞳の秘部に焦点をあわせられる。
「ああっ・・」
瞳を犯すディルドーの先端はぴったりと瞳の秘部につけられる。
そして、瞳の膣壁をわけいるように先端がめりこまされていった。
「んんうっ…」
連日犯され続け、すっかり敏感になった瞳の身体は、
ディルドーの侵入を、的確に快楽として中枢神経に伝えていた。

ズズズっ…
容赦なく押し込まれるディルドーは、ゆっくりと瞳の身体の内側に埋没していく。
「あうっ…」
苦しげに瞳の喉が反り返る。
しかし、そんな瞳の姿は逆に、ディルドーが深く瞳の身体を抉っていく感覚は、虜辱者の欲望を満たしていた。
そして、膣壁を隙間なく埋め尽くす凶悪なディルドーが根元まで挿入された。
「ああっ・・・・痛いっ・・・お腹が・・・・あああ・・・」
きつすぎるディルドーの感覚は、瞳の胸をしめつけた。
カトリーヌはゆっくりとディルドーを前後に動かす。
深く浅く、遅く速く、時には微妙な角度を変えながら抜き差しする。
「んっ、んうぅっ、んんっ…」
ここに連れ込まれるまでは恋人と肉体関係すらも結んでいなかった瞳が、
今では娼婦のように虜辱者の責めに応えている。
カトリーヌの手練で瞳の肉体は、確実に感度を磨きあげられていた。
「あああっ」
ビクッと瞳が身体を震わせる。
「あら、イッちゃったのかい?」
しかしカトリーヌは陵辱を終わらせようとしない。
射精で終わる男性の挿入とは違い、作り物のディルドーでは終わりがない。
瞳がいくら耐えようとも、陵辱はカトリーヌが飽きるまで続くのだ。

んぁぁっ・・・・もう・・・やめて・・・・・」
瞳は、泣きながら必死で逃れようとする。
だが腰をカトリーヌに抱かれたままでは逃げることはかなわない。
逆にその動きはディルドーによる虜辱を助けるばかりだった。
「んんっ、んっ、んうっ」
虜辱者の腰は、今、深く浅くあられもなく瞳の中に激しく浮き沈みしていた。
そして、それにあわせるように瞳の腰も淫らに動いている。
「くはぁ・・・・おねがい・・・・・た・・たすけて・・・・・・・・」
自分を犯す張本人に哀願する瞳。
無駄なのは解っていた、
だが言わずにはいられなかった。
「残念だけど、ペットにはご主人様に命令する権利なんてないよ。」
冷たく言うと、よりいっそう張形の出し入れを加速する。
「んんうっ・・・・・・ああっ・・・・・・」
気が狂いそうなほどの快楽の嵐。
瞳の意識は、次第に白い靄がかかりはじめていた。

「ふふふ・・・ほんとうに責めがいのある娘だねえ。」
カトリーヌはディドーを挿入しながら瞳の身体を回し、仰向けにする。
そしてディルドーに体重を加えて差し込むと、
ディルドーの周囲にしみ出た愛液がにじみ出してきた。
「口では嫌がっているくせに、ちゃんと感じているじゃないか。
あたしの腹がぬれちまったよ。」
「い・・・言わないで・・」
「ご主人様に命令するな、と言っただろう!」
カトリーヌが瞳の太腿を掴み、ディルドーを思い切り差し込む。
「ああっ!」
痛みと快楽で瞳が身体を反り返らせる。
「ほら、どうだい、あんた本当は私に犯されて感じていたんだろう?」

「は・・・はい・・・」
媚びるような返事。
ただひたすら、これ以上陵辱は受けたくないから出た言葉だった。
そしてそれを見てカトリーヌは瞳の心が折れ始めたのを確信した。
たたみ込むようにディルドーで瞳の中をかき回す。
「ううぁ・・・ぁぁ・・・ああっ・・・」
「ほらほら、あんたの大好きなディルドーだよ。気持ちいいだろう?」
「ひいっ・・・いぃぃぃ・・・・」
瞳のの肉体を責め苛むディルドー。オーガズムの波は、すぐそこまで来ていた。
「どうだい、気持ちいいだろう。ペットになって、幸せだろう。」
「うあっ・・・ああ・・・」
カトリーヌは瞳のクリトリスを見つけ、それを指で弾いた。「んんっ」
喉が反り返り、激しく痙攣を始める。
ディルドーから逃すまいと陵辱者は腕に力を入れて瞳の身体を支える。
そして瞳は恐ろしいほどの絶頂を迎えた。
「あっ・・・ああっ・・ひぃぃぃっ!」
その瞬間、瞳の中で最後の理性が弾け飛んだ。
不思議と安らかな感覚の中、瞳はまた昇りつめていった。

陵辱が終わり、カトリーヌがディルドーを抜く。
彼女の足下には、口元からだらしなくよだれを垂らし、体を弛緩させた瞳が転がっている。
どうやらそのまま失神してしまったようだ。
「さあて、手がかかったけど、やっと第一段階終了ってところだねえ。」
満足そうに頷いたカトリーヌがサディスティックな笑みを浮かべる。
「一度心を折ったらもうあんた、私から逃げられないよ。
明日からはペットとしてたっぷりと可愛がってあげる。恐怖と快楽で、二度と私に逆らえなくなるまでね。
私にたてついた罰を、死ぬまであんたは自分の肉体で償うんだよ。」
気を失っている瞳の前でカトリーヌは悪魔のような言葉を投げかけていた。
瞳はまだ自分の運命を知らない、これがまだ地獄の始まりに過ぎないということを。